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I-B-4.英文法の全体構造

文型(動詞型)の解説(その3)

SVO系(目的語をとる<動詞形>)(その3)

【第19型】S+V(+IO)+DO(IOは間接目的語、DOは直接目的語)

【第19型】は、二重目的語をとる文型(動詞型)です。2つの目的語は基本的には間接目的語と直接目的語の2つになりますが、直接目的語を2つとる文型(動詞型)もこの型に含めます。具体的には以下の3つのパターンに分かれています。

  1. S+V(+IO)+DO【give型】
  2. S+V(+IO)+DO【buy型】
  3. S+V+DO+DO【envy型】

1.S+V(+IO)+DO【give型】

【give型】は間接目的語を前置詞付きの表現に変えたとき、前置詞toを使って、S+V+DO+to+IOと表現する動詞です。具体的には以下のような動詞があります。

  • allow「~に…を許す」
  • award「~に…を授与する・与える」
  • cause「~に…(苦痛・損害など)をもたらす・与える」
  • deny「~に…を持たせない・使わせない・与えない」
  • give「~に…を与える」
  • grant「~に…を授ける・授与する・かなえる」
  • hand「~に…を手渡す・与える」
  • lend「~に…を貸す」
  • offer「~に…を提供する・申し出る・与える」
  • owe「~に…を負う・…は~のおかげである」
  • pass「~に…を手渡す・送る」
  • pay「~に…を払う」
  • promise「~に…を約束する」
  • read「~に…を読んで聞かせる」
  • refuse「~に…を断る・拒絶する」
  • render「~に…を与える・示す」
  • sell「~に…を売る」
  • send「~に…を送る」
  • show「~に…を示す」
  • take「~に…を取る」
  • teach「~に…を教える」
  • throw「~に…を投げる」
  • wish「~に…を祈る」
  • write「~に…を書き送る」


Did she really give her daughter that dress?

Will you lend me an umbrella?

I owe you my success.



2.S+V(+IO)+DO【buy型】

【buy型】は間接目的語を前置詞付きの表現に変えたとき、前置詞forを使って、S+V+DO+for+IOと表現する動詞です。具体的には以下のような動詞があります。

  • buy「~に…を買う」
  • cash「~に…(手形など)を現金に換える」
  • choose「~に…を選ぶ」
  • cook「~に…(料理)を作る」
  • do「~に…をもたらす・示す」
  • find「~に…を見つける」
  • get「~に…を手に入れてやる・用意する」
  • leave「~に…を残す」
  • make「~に…を作ってやる、~に…をする」
  • mix「~に…を混ぜて作ってやる・(薬などを)調合する」
  • order「~に…を命じる」
  • play「~に…を演奏する」
  • reach「~に…を取ってやる」
  • spare「~に…(時間など)を割く」


He bought his daughter a doll.

He found his parents good seats.

Will you play me a tune?



3.S+V+DO+DO【envy型】

【envy型】は直接目的語を2つとる動詞です。具体的には以下のような動詞があります。下記の中でaskだけはS+ask+DO+of+IOと表現することができます。

  • ask「~に…を尋ねる」
  • envy「~の…をうらやむ・妬む」
  • forgive「~の…を許す」(まれな用法)
  • grudge「~の…をうらやましく思う」
  • pardon「~が…したのを許す」
  • save「~の…を節約する・省く」
  • strike「~に…(打撃など)を加える・与える」


He asked me a difficult question to answer.

She envied you your luck.

Your help saved me a lot of trouble.



【第13型】S+複合動詞(前置詞や副詞とともに動詞句を構成する動詞)+O[目的語]

【第13型】の複合動詞とは、単独の動詞ではなく、動詞+副詞や動詞+前置詞などであたかも1つの動詞のように扱う文型(動詞型)です。句動詞(phrease verb)、群動詞(group verb)などと呼ばれることもあります。具体的には以下の5つのパターンに分かれています。複合動詞を文型(動詞型)として含めるのは少し無理があると思いますが、複合動詞を多用するのは、英語の重要な特徴の1つでもあります。

  1. 自動詞+副詞(常に自動詞扱い)【break out型】
  2. 自動詞+前置詞(他動詞扱い)【look for型】
  3. 自動詞+副詞+前置詞(他動詞扱い)【catch up with型】
  4. 他動詞+副詞(他動詞扱い)【bring up型】
  5. 他動詞+名詞+前置詞(他動詞扱い)【take care of型】

それぞれのパターンに属する複合動詞は以下の通りです。

1.自動詞+副詞(常に自動詞扱い)【break out型】

【break out型】は常に自動詞として扱われる複合動詞です。以下に挙げたものは一例ですので、これ以外にもあります。

  • break down「故障する」
  • break out「(戦争などが)急に起こる」
  • break up「解散する」
  • come about「(事故などが)起こる」
  • come off「(ボタンなどが)取れる」
  • come out「明るみに出る」
  • get away「逃げる」
  • get on「暮らしていく」
  • give in「降参する」
  • go off「行われる」
  • look out「気をつける」
  • sit up「寝ずに起きている」
  • stay up「寝ずに起きている」
  • take off「離陸する」
  • turn out「結局~になる」
  • turn over「ひっくり返る」

2.自動詞+前置詞(他動詞扱い)【look for型】

【look for型】は他動詞として扱われる複合動詞です。自動詞と前置詞の間に名詞を持ってくることができません。以下に挙げたものは一例ですので、これ以外にもあります。

  • account for「~を説明する」
  • ask for「~を要求する」
  • call for「~を声を上げて求める」
  • call on「~(人)を訪問する」
  • care for「~の世話をする、~が好きである」
  • come across「~に(偶然)出くわす」
  • come by「~を(努力の結果)得る・手に入れる」
  • deal with「~を扱う」
  • decide on「~に決定する」
  • do withput「~をなしで済ます」
  • look after「~の世話をする」
  • look for「~を探す」
  • look into「~を研究する・調査する」
  • refer to「~に言及する・~を参照する」
  • result in「~という結果になる」
  • run over「(車が)(人を)轢く」
  • see to「~の世話をする、~に気をつける」
  • stand for「~を表す、~の略である」
  • take after「~(親などに)似る」
  • wait for「~を待つ」

3.自動詞+副詞+前置詞(他動詞扱い)【catch up with型】

【catch up with型】は他動詞として扱われる複合動詞です。以下に挙げたものは一例ですので、これ以外にもあります。

  • catch up with「~に追いつく」
  • come up to「(基準・期待に)添う」
  • call for「~を声を上げて求める」
  • do away with「~を廃止する」
  • end up in「結局~になる」
  • keep up with「~に(遅れないで)ついていく、(人と)連絡を取り続ける」
  • look down on「~を見下す」
  • look forward to「~を楽しみにして待つ」
  • look up to「~を見上げる・尊敬する」
  • make up for「~を補う、~の埋め合わせをする」
  • put up with「~にがまんする」
  • run out of「~を使い果たす」

4.他動詞+副詞(他動詞扱い)【bring up型】

【bring up型】は他動詞として扱われる複合動詞です。他動詞と副詞の間に名詞を持ってくることができます。以下に挙げたものは一例ですので、これ以外にもあります。

  • break off「~を(途中で)やめる、~(関係・交渉などを)打ち切る・解消する」
  • bring about「~(死・失敗など)を(徐々に)引き起こす」
  • bring up「~を育てる」
  • call up「~(人)に電話をかける」
  • carry on「~を続ける」
  • carry out「~を遂行する・実行する」
  • come by「~を(努力の結果)得る・手に入れる」
  • cut down「~を切り倒す、~を減らす」
  • cut off「~を切り離す、~(ガス・電気・援助など)を絶つ」
  • give up「~をあきらめる、~(悪臭など)をやめる」
  • hand down「~(乗り物から)手を貸して下ろす、~(子に)遺伝させる、~(伝統など)を伝える」
  • hand in「~を提出する」
  • hand over「~を手渡す・引き渡す、~(財産・権限などを)譲り渡す」
  • hang up「~(電話)を切る」
  • leave out「~(文字など)を省く」
  • look up「~(人)を訪ねる・~を(辞典などで)調べる」
  • make out「~なんとか認める、~(考えなど)を理解する」
  • pick out「~を選び出す」
  • put off「~を延期する」
  • put on「~(服や靴など)を身につける」
  • put out「~(電灯や火など)を消す」
  • take over「~(職務など)を引き継ぐ」
  • turn off「~(水・ガスなど)を止める」
  • work out「~(計画・理論など)を練って作る、~(問題など)を苦労して解く」

5.他動詞+名詞+前置詞(他動詞扱い)【take care of型】

【take care of型】は他動詞として扱われる複合動詞です。他動詞と名詞・前置詞で構成されています。以下に挙げたものは一例ですので、これ以外にもあります。

  • catch sight of「~をちらりと見る、~を見かける、~を見つける」
  • find falult with「~のあら探しをする」
  • give birth to「~を出産する、~を産む」
  • give details of「~の詳細を明らかにする、~の詳細を述べる」
  • give no regards to「~を考えに入れない、~に目もくれない」
  • give rise to「~を引き起こす、~を生じさせる」
  • give way to「~に取って代わられる、~に移行する、たまらなくなって~する、~に屈する、自制心を失い~する」
  • have fun with「~で楽しく遊ぶ」
  • have need of「~を必要とする」
  • have problem with「~に問題がある、~に同意できない・納得がいかない」
  • make fun of「~を物笑いの種にする、~をからかう」
  • make a proposal to「(toの後は名詞等)~に申し入れる、(toはto不定詞)~するという提案を行う」
  • make sense of「~の意味を理解する」
  • take advantage of「~をうまく利用する、~を活用[駆使]する、~を悪用する、~に便乗する、~の弱み[無知]につけ込む、~をだます」
  • take care of「~の世話をする、~の面倒を見る、~を引き受ける、~を処理する、~に対処する、~を大事にする」
  • take part in「~に参加する、~に出場する」


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