SVO系(目的語をとる<動詞形>)(その2)
【第17型】S+V(+IO)+O[目的語=that節]
【第17型】をとる動詞には以下のように3つのパターンがありますので、どの動詞がどのパターンになるかを覚えておく必要があります。このうち最も一般的なのはS+V+O[目的語=that節]の文型ですので、特にどの動詞がそれ以外の文型をとるのかを覚えておく必要があります。
ちなみに、直接話法の時に"He said to me,..."といっていたものが間接話法になると、"He told me that..."と動詞が変わってしまうのは、"say"がS+V+IO+O[目的語=that節]動詞型を取ることができないためです("He said to me that"という用法もありますが、あまり一般的ではありません)。
- S+V+O[目的語=that節]をとるもの【think型】
- S+V+IO+O[目的語=that節]をとるもの【tell型】
- 上記両方可能なもの【show型】
1.S+V+O[目的語=that節]をとるもの【think型】
【think型】は以下に挙げたもの以外にも多数あります。
- accept「~であることを認める」
- admit「~を(事実だと)認める」
- agree「~であることに同意する」
- allow「~だと認める」
- announce「~であると公表する」(announce (to 人) that節)
- answer「~だと答える」
- anticipate「~だと予期する」
- appreciate「~を正しく理解する」
- argue「~だと主張する」
- arrange「~であると取り決める」
- ask「~するように頼む・誘う」
- believe「~だと思う・信じる」
- claim「~であると主張する」
- command「~するよう命じる」
- complain「~であると不満・不平を言う」(complain (to 人) that節)
- conclude「~だと結論を下す」
- confess「~だと自発する」
- consider「~を考慮に入れる」
- decide「~を決心する、~を決定する、~すると判断する」
- declare「~だと断言する、~であることを明らかにする」
- demand「~であるように要求する」(demand (of 人) that節)
- deny「~でないと言う」
- desire「~であれと願う」
- determine「~と結論を下す・判断する、~することを決心する」
- direct「~だと指図する」
- discover「~ということを知る、~に気づく」
- doubt「~でないと思う」
- expect「~してほしいと思う、~だと思う」
- explain「~と説明する」(explain (to 人) that節)
- fancy「~だと思う、~の気がする」
- fear「~ではないかと危ぶむ」
- feel「~だと思う」
- find「~とわかる」
- forget「~であることを忘れる」
- grant「~であると認める」
- hear「~ということを耳にする」
- hold「~だと思う、~だと唱える」
- hope「~であることを願う」
- imagine「~と想像する、~と思う」
- insist「~するように要求する」
- intend「~するつもりである」
- know「~だという事実に気づいている・気づく、~だと考える・認める」
- learn「~と耳にする・知る」
- mean「~ということを意味する」
- mention「~であると述べる」
- notice「~だと気づく」
- observe「~ということに気づく」
- order「~するよう命じる」
- perceive「~であると気づく、~であると理解する」
- prefer「~であることがよいと思う」
- pretend「~ということを装う・偽る、~だということにする」
- propose「~しようと提案する」
- prove「~ということを立証する」(prove (to 人) that節)
- realize「~だとよくわかる」
- recall「~だと思い出す」
- recommend「~だと勧める」」(recommend (to 人) that節)
- regret「~ということを残念に思う」
- remark「~と言う・述べる」
- remember「~と言うことを覚えている、~と言うことを思い出す」
- reply「~だと答える」(reply (to 人) that節)
- report「~だと報告する、~だと報道する」
- request「~であることを要請する」
- require「~することを必要とする、~であることを命ずる・要求する」
- say「~と述べる、~と書いてある」
- see「~と言うことがわかる、~だということを見て知る」
- state「~だとはっきり述べる」
- suggest「~だと暗示する、~と提案する」
- understand「~だと了解する」
- urge「~だと強く命じる」
- wish「~すればいいのだがと思う、~であればよかったのにと思う」
【例文】
He said that I was wrong. 僕が間違っていると彼は言った。
I hope you'll be very happy. どうぞお幸せに。
I realize I'm going home. 家路につこうとしているんだね。
2.S+V+IO+O[目的語=that節]をとるもの【tell型】
【tell型】は以下に挙げた10個の動詞が主なものです。
- assume「~だと断言する」
- convince「~(人に)だと納得させる」(convince (one) to do)
- flatter oneself「~が自慢である」
- inform「(人に)~と伝える・告げる」
- instruct「(人に)~と指示を与える」
- notify「~に知らせる」
- persuade「説得して~させる」
- remind「~に思い起こさせる」
- telephone「(人に)~電話をかける」
- tell「(人に)~だと話す・伝える、~であることを物語る・示す」(「知る・わかる」の意味の時は【think型】)
【例文】
He told me he had three sisters. 姉が3人いると彼は言った[妹が3人、または姉1人と妹2人などの可能性もあります]。
The news convinced him that released Taliban will return to the fight against the U.S.A.. その知らせを受けて、釈放されたタリバーンがアメリカとの戦闘を再開するに違いないと彼は確信した。
I could not persuade him that cigarettes are harmful to his health. タバコは有害だと彼を説得できなかったよ。
【tell型】と似ていますが、全く異なる文型として、that節が目的語と同格「~という…」の場合があります。目的語が下記の場合この文型になることがあります。
- advice「助言」
- belief「信念」
- chance「機会」
- conclusion「結論」
- decision「決断」
- fact「事実」
- feeling「感覚」
- idea「考え」
- impression「印象」
- information「情報」
- news「知らせ」
- opinion「意見」
- possibility「可能性」
- rumor「うわさ」
- thought「考え」
【例文】
In spite of the fact that the economy has gone into recession, our company is surviving. 経済が悪化してきたという事実にもかかわらず、わが社は倒産を免れている。
Conviction is belief that excludes doubt. 確信とは疑う余地のない信念である。
I was under the impression that he didn't even understand what I was saying. 彼は私の言っていることがわからないというのが私の受けた印象でした。
3.上記両方可能なもの【show型】
【show型】は以下に挙げた5個の動詞が主なものです。
- advise「~だと勧告する・忠告する」
- promise「~だと約束する」
- show「~だと明らかにする・示す」
- teach「(人に)~だと教える」
- warn「(人に)~だと警告する・注意する、(人に)~だと知らせる」
【例文】
Statistics show us that only Japan has introduced measures to deal with global warming. 統計によると、日本だけが地球温暖化対策を導入してきたということをわれわれに示している。
This chart shows that the poor people spaend a lot of money on drinking. この図からまずしい人たちが飲酒に金を多く使っていることがわかる。
【第18型】S+V(+IO)+O[目的語=不特定関係詞で始まる節]
【第18型】は、【第17型】のthat節の代わりに不特定関係詞であるwhat、who、when、where、why、howや従属接続詞であるwhether、ifで始まる名詞節にしている文型(動詞型)です。
【例文】
Please tell me the reason why you bought that car. その車を買った理由を教えてください。