ジュニア練習日誌

 11月30日の親善えびの少女バレーボール大会をもって、今期6年生チームの大会がすべて終了しました。さあ12月からはさっそく来期チームがメインの練習に変わります。今年の6年生チームとはゴロッと変わって、小粒ばかりの新チーム。さて、どんなチームに成長してくれるのでしょうか。


第2回火の国大会結果 バレーな掲示板へGO!
12月28日(日)
 前日はジュニアの忘年会だったが、5年以下8人をつれて旭志村体育館へ。県の強化練習会へ参加させてもらう。火のくに大会以来ずっと体調不良で休んでいるエースのアヤミは、忘年会には顔を出していたが復活は来年からのようだ。まあレシーブが課題のうちにとってはあんまり関係ないと思うが・・。
 県内から12チームの参加。登立小が来ていないのがちょっと不思議だった。午前中に予選?みたいにして4チームずつのリーグ戦。午後からはその結果で1位グループ、2位グループ、3位グループに分かれてのリーグ戦。予選のうちの相手は、滑石、東町小、大津、どう見ても勝てる相手はいなかった。ところが、第二戦の東町小戦では、なぜか中盤までに大量リードを奪い、最後はジュースに並ばれながらも22対20でまぐれで勝ってしまった。東町小は気の毒に3連敗で3位グループへ。各予選パートの3位チームからは、隈府小が3位グループへ落ちてしまったようだ。うちは2位グループに滑り込んだ。しかし午後からは実力通り、八千把、合志、滑石にあっさり3連敗。でも、この日に2回目の対戦になる滑石とは、1回目の16対21から、2回目は19対21と惜しい試合を展開できて、少しは見込みがありそうなところを見せてくれた。 さあ、来年はみっちり鍛え直すぞと!
12月23日(火)
 祝日のため9時から12時まで人吉SPで練習。5年生の主力である西瀬小組がセッターのアヤカしか来てなくて調子が狂う。9時前ギリギリに会場に来てみると、W監督の発案で、コートを4分の1に区切ったライン(4m四方)が引かれていた。あとで1対1のゲームをさせるのだとのこと。ストレッチの後ウォーミングアップの代わりにそのラインを使ってドッジボールをさせてみた。最初は6年生同士と、5年以下をそれぞれ2チームに分けて利き腕でない方で投げるルール。その後ネットも挟んだ9m四方のコートで、中当てドッジボールを6年対5年以下でやらせてみた。6年チームの圧勝だったが、それを見ててやはり新チームの今後の前途多難さを痛感。6年にとってはあまりアップにならなかったようなので、6年生だけ中に入れて5年以下はボール2個で攻撃。それでちょうどつりあいが取れたようだった。
 対人パスの後はさっそく1対1のゲーム。6年生は身長で2グループに分け、5年以下はレギュラー組とそれ以外で2グループ、それぞれで7点先取の総当たり戦を行う。遊び感覚でいい運動になったと思う。ただ、W監督の思い(ボールに対する執着心をもってほしい)を5年以下はちゃんとわかっていたかどうかは疑問。その後5年以下は休憩の後サーブ練習。10本連続入れた子からレシーブ練習へ。アタッカーにアタック練習をさせて、レギュラー組の足らないところには3年生のユホを入れてチーム練習。最後6年の2チームと対戦させてみる。いずれも10対0のハンディーをつけ、Bチームには19対11からの逆転負け、Aチームにもジュースまではこぎつけたが結局は20対22で負け。なかなか上昇のきっかけがつかめない状態が続いている。28日の強化練習会はどうなるんだろう?

12月20日(土)
 3時間練習の日なので、基礎練習にゆっくり時間を使う。まずはランニング〜ストレッチから、ウォーミングアップ代わりに二人組でじゃんけん鬼ごっこやボール慣れの運動。そのあと対人パスもいろいろな種類を織り込んだ。その後5年以下を2グループに分けて、1つは6年生から打ってもらっての対人レシーブ。もう1つは長縄を使ったビジュアルトレーニング。それを途中で交代する。休憩後はサーブから始め、6年生は自分たちで練習後2チームに分かれてゲーム。5年以下はレシーブ、サーブカット、アタックの練習。最後は6年の2チームを相手にゲームをやってみる。セッターのアヤカが見学だったとは言え、あまりにもふがいない試合だった。7対21と8対21。試しに5年以下のレギュラー以外対6年をさせてみたら、全く同じ7対21という結果。誰をレギュラーにしても一緒と言うことか・・・。
12月16日(火)
 火のくに大会の反省の上に、まずは基本からやり直そうということで、パスの練習にもじっくり時間をかけ、後半もTコーチの指導の元レシーブ練習をみっちり行う。僕はパス練習の後は3・4年生4人につき、後半は6年生のサーブカットの練習をさせる。最後はサーブ練習に時間をかける。28日(日)には県の強化練習会へのお誘いを受けているのだが、どうも盛り上がりに欠けるような気が・・・。
12月13日(土) 火のくに大会予選リーグ戦(於:雁回館)
 7時にいつもの駐車場に集合し、会場に向けて出発。途中休憩を取らずに会場へ向かったが、Tコーチの運転する車(僕は助手席)では、エースのアヤミが車酔いでもどすというアクシデントが・・。どうも風邪気味で体調が悪いらしい。試合は大丈夫なのか??
 大会一日目は12チームによる1セットずつのリーグ戦。3コートを使って、1コート22セットをこなすという強行スケジュール。うちは2試合目からスタートで、登立小に5対21と完敗。前のチームと同じでどうもエンジンのかかりが遅い。それが実力と言えばそれまでだが・・。結局午前中は2勝3敗で終了。滑石相手にジュースに持ち込むところまではいったが、あっさり20対22で取られたのが残念だった。午後からは心配していたことが現実に、、。エースのアヤミが完全にダウン。そのうえサウスポーライトアタッカーのマキまでが体調不良で試合続行不可能とのこと。数少ないアタッカー陣のうち上位2人が欠けてまともな試合ができるはずがない。レシーブ力に課題のあるうちにとっては、まさに試練ともいうべきいい練習になったということにしておこう。副キャプテンのリクが孤軍奮闘する形になったが、アヤミに頼らない意識を育てる上ではよかったかもしれない。結局午後からは1勝5敗。12チーム中9位で終了。二日目はベストメンバーで雪辱できることを期待しつつ、僕は職場の用事で一緒に行くことができない。
12月12日(金)
 小アリーナでの練習。W監督は所用で来れず、僕自身も職場の飲み会のため6時45分ギリギリまで。6時前に集合させ、明日の大会のことと、急きょ連絡がきた28日の強化練習会のことについて詳しく話す。結局いつも通り6時からランニングスタート。いつもより長めに走らせ、ストレッチの後はいつものフットワーク練習をカット。すぐに対人パスをし、6年生は自分たちで練習を任せ、5年以下はレシーブ練習。それから、6年生にサーブを打たせてサーブカットの練習。40分になったので、それ以後はTコーチが来るまでサーブを打っておくように指示して僕は上がる。ほとんど入れ違いにTコーチとバトンタッチ。

12月10日(水)
 5分ほど遅れて体育館に入ると、もうランニングを始めているはずの時間なのに、まだ整列してWコーチが話している。5年生7人(あとから遅れてもう1人)、4年生1人、3年生2人、そして二列目に6年生9人。どうやらコート準備後のサーブ練習がなってなかったらしい。意識を変えてやる気があるのかとゲキを飛ばしても、それらしい反応がない。5年生は6年生以上に内にこもるタイプが多いらしい。返事をうながしても大きな声が出ない。とりあえず、声を「出さない」のではなく「出せない」のだとこちらは納得するしかなかった。結局やる気は声の大きさで判断すると言い放ち、「ハイ。」の返事を6年生と5年以下のそれぞれに試す。明らかに6年生が大きく、さっそくネットを2mから2m15cmに変えさせる。練習途中に5年以下の声の大きさが6年生を上回ったらネットを元に戻させてやると言ってやっと練習開始。30分間の説教は子どもたちの胸に響いたのだろうか?まあ、間違いなくいつもよりはうんと声が出ていた。対人パスの後、5年以下を呼んで、声を出してやったらそれだけで体の動きも違うだろ?と、前にも言ったことのあるセリフを繰り返す。子どもたちは納得顔だった。このことをきっちりうまくなる秘訣としていつも肝に銘じておいてくれたらいいのだけど・・・。6年生にはアタック練習を指示し、5年以下はコートの隅でレシーブ練習。5年以下にこっそり、ここで声の大きさで差を出すんだぞとささやいておいたが、まだまだだった。そのまま6年はコートを使ってサーブカットの練習。5年以下もそのままコートの後ろでサーブカット。結局最後まで声の大きさで6年生を上回ることはなかったが、大会前と言うことで6年生に目をつぶってもらうことにして、6年生に休憩を告げ、その間にネットを2mに下げさせる。アタッカーにアタック練習をさせ、軽くチャンスボールなどのチーム練習をさせてから、6年生と2セットのゲーム。1セット目は12対21で、5年以下は目標の15点との差(3点×5回)のスクラムジャンプ。6年生は失点10との差(2点×5回)。2セット目は6年生リナのサーブだけで10点以上も取られ、5対21の大敗。目標差10点×5回のスクラムジャンプはいつさせようか・・。
12月9日(火)
 今週末が5年生以下のデビュー戦、火のくに大会だというのに、どうも練習中の盛り上がりに欠けるような・・。今週は大会前の特別練習と言うことで、水曜日と金曜日にも練習を入れている。ちょっと気合いを入れ直さなきゃな。
12月6日(土)
 何となく久しぶりの土曜日の練習のような気がする。3時間練習できる日なので、対人パスに入る前に、ボールを使ったアップ(ボール慣れ)を少し紹介する。そしていつもの練習へ。6年生は別にネットの高さを2m15にしたコートを準備し、全員にアタックを打たせてみる。いきなり15cmも上がったんじゃ、そう簡単にアタックは打てないと思うが、結構身長のある子がいるので、3月くらいにはそこそこ打てるようになるかもしれない。最後にはまた5年以下対6年A・B。面倒くさいので、人西チームをBチーム、残りジュニアメンバーをAチームと呼ぶことにする。まずBチームから対戦したら、5年以下に16点も献上する情けないゲーム。年内は10点以内に抑える強いチームでいろと言ってるのに・・。罰として5回×6点分のスクラムジャンプを命じる。Aチームの方はBチームより守備が安定しているのが5年以下には強い。7点に抑えての貫禄勝ち。逆に5年生に10点に届かなかった分を罰とし、5回×3点分のスクラムジャンプ。練習後、それぞれ対戦するときは、6年生は10点以内に抑えきれなかった場合はその点差×5回、逆に5年以下は15点以上取れなかった時は、その差×5回のスクラムジャンプをさせると指示。こんなムチの指導でどこまで食らいついてくれるかだが・・。

12月4日(木)
 5年生以下の火のくに大会に向けての特別練習。僕は5分ほど遅れて参加。当の5年生は7人、4年が1人、3年2人、6年生は10人が参加。僕が来たときには新キャプテンミチルの号令でアップの途中だった。まだしっくりこないようだ。って当たり前か。いつものように対人パスまで済ませて、5年以下にはネットをはさんで3〜4人でランニングパスを指示した。6年生だったらどの組でも簡単に50回連続がクリアーできる。10分ほどチャレンジさせて、できたのは一組だけだった。その間、6年生には四角パスをボール4個でチャレンジさせてみた。4個ともタイミングを揃えなければならないのでかなり難しいようだ。いちおう20回連続を課題にしたが、30分ほどのチャレンジで最高は13回だった。5年以下はランニングパスの後、3〜4人組でレシーブ練習。6年生と比べて基礎体力そのものが足りないことがよくわかった。まあ今からが本格的な練習だからな。休憩を挟んで、最初はサーブ練習。5年以下を集めて、ちっこいチームで一番の武器はサーブだからなと念を押してから練習させた。だからといってすぐにいいサーブが打てるわけはないけど、いつも意識づけさせておくことは大事だろう。それからサーブカットの練習をして2人のアタッカー候補にアタックの練習をさせる。今までセッターをやらせていたアヤカが来てなくて、この日は副キャプテンのリクをセッターとして試してみる。最後は6年生とのゲーム。当然勝てるはずはないが、今日何点取れるか、そしてそこから2月のTKUカップ前までにどこまで迫れるかが課題だと言ってからやらせた。たしか10点までは届かなかった。声も出てなくてチャレンジャー精神のかけらも見えない。スタートラインとしては随分やりがいがありそうだ。練習後には6年生にもハッパをかけた。ゲームになったら遠慮なしにやれ。おまえたちが限りなく強く、ムード的にもお手本を示してくれなきゃ5年以下は強くなれない、と。火のくに大会まで練習はあと4回。現時点での最大限のプレイができるように、まずは5年生以下の意識を高めていくことが先決だ。
12月2日(火)
 6年生の大会がすべて終了し、いよいよこの日から来期チームがメインの練習となる。とりあえずキャプテンを決めなきゃということで、練習前にキャプテンの決め方について提案。去年は現6年生だけで、自分たちで立候補という形で決定した。この学年だけなぜか人数が多くなっていたからだ。それ以前はチーム全員の挙手で決めたこともある。今回は、ジュニアチームとしてほぼ成熟期を迎えたということで、次期キャプテンは現6年生が決めるという形を提案した。歴史と伝統を自分たちで受け継ぎ、そして次に引き継ぐという形を確立させたかったからだ。いちおう現5年生にそれでいいかを確認し、さらに、いや自分がキャプテンをやってみたいという子はいるかも聞いてみた。この場でそう言えるだけのやる気がある子なら任せてもいいと思ったからだ。しかしさすがにそこで手を挙げる子はいなかった。
 いつものようにウォーミングアップを済ませ、6年生だけ別室(器具庫)に集めてキャプテン決めのミーティング。実は前回の練習で、6年生一人ずつを呼んで時期キャプテンは誰がいいと思うかはあらかじめ聞いていた。しかし、それであっさり多数決で決めるのではなく、きちんと6年生全員で(この日は2人が欠席だったが・・)話し合って、どんなチームにしてほしいという願いも込めた総意で決めてほしかったのだ。結局この話し合いは40分ほど続いた。僕はずっと一緒に話を聞き、時々助言はしたが、こちらから誰がいいというようなことは一切口に出していない。結局一人ずつ聞いたときに一番多かったミチルに決定。そして副キャプテンはリク。マキとアヤミも候補に挙がったが、最終的には全員の総意と言うことでこの二人に決定した。この日の練習後、6年生キャプテンのミサから次期キャプテン、副キャプテンが発表された。ひょっとすると5年生の中での思惑とは違っていたかもしれない。しかし、6年生が時期チーム、いや時期クラブに託す思いには間違いはないと信じる。実は指導者間での考えともほとんど一致していた結果だった。最終的にはキャプテンが誰であれ、何よりも大事なのは、ジュニア五期生にあたる現5年生全員が、どれだけ自覚を持ってこれから頑張っていくかということだと思う。
03年8月〜11月
ペプシカップ後〜学童五輪
03年4月〜ペプシカップ
TKUカップ後〜03年4月
03年1月〜TKU
2002年10月〜12月
2002年上半期
2001年の練習日誌