ジュニア練習日誌

2003年が穏やかに幕を開けました。
人吉ジュニア3期生の大会はすべて終わり、いよいよ4期生のシーズンが始まりました。
 3期生が県大会ベスト8入りを果たしたので、今年はさらにワンランク上を目指したいものです。



1月7日(火)
 今日は小学校の始業式の前日だが、2003年のジュニア初練習の日だ。新年早々とは言え浮かれているわけにはいかない。なにしろ、新人戦が2月9日と迫っているからだ。現在一番人数が多くなった5年生には、ユニフォームを着れるのは20名中12名しかいないことを改めて自覚させ、どんどんアピールしていくことを要求した。練習回数は少ないので、19日の練習日には登録選手を発表すると告げ、最初からすでに勝負は始まっていることを意識させた。練習内容はパスを中心に、5年生はいちおう全員に同じ練習をさせた。

1月11日(土)
 土曜日で3時間練習の日だが、僕は職員旅行のため見ていない。

1月18日(土)
 14日(火)は祝日の翌日のため、練習会場であるスポーツパレスが休館日で、練習も休みだった。僕にとっては10日ぶりの練習だ。今日でTKU カップのだいたいのメンバーを決めないといけない。いつものようにパスの練習を済ませて、5年生だけを集合させた。新規キャプテンを決めるためだ。全員を横一列に並べて、欠席者も含めた5年生全員の名前を確認する。そしてキャプテンにふさわしいと思う者に手を挙げさせることにした。もちろんやる気があるなら自分で手を挙げてもいいと言っておいた。全員目をつぶらせ、一人ずつ名前を呼び上げる。二人目のミサのところでほとんどの子が手を挙げたが、自分から手を挙げる子がいるかもしれないと思い、一応最後まで全員の名前を呼び上げた。キャプテンはミサに決定。予想通りではあったが、できればエースでキャプテンというのは避けたかった。しかし他には考えられないというのも事実だ。本人にはそれなりの覚悟を自覚させ、また他の5年生には、特に一緒にコートに入って試合をするときどうフォローするかということが大事だという話をした。次に同じようなやり方で副キャプテンを決めた。これもほとんど全員が、湯前から来ているリナに手を挙げた。リナは11月からの新入部であるにもかかわらず、これだけの信頼を得ている。実力はもちろんだが練習に臨む態度がいかに大切かということを物語っていると思う。
 さて、新規リーダーも決定し、次は新チームづくりだ。アタッカー陣(比較的長身の4人)は6年生と一緒にアタック練習をさせ、残りの5年生14人は僕がレシーブを中心に練習させる。こちらはあくまでもセレクションの目だ。最終的にはアタッカー陣から3人(ミサ、ミキ、ナギサ)、レシーバー陣から5人(リナ、キミ、ユウ、ミサキ、エミナ)を先発候補とした。しかし、残りの4人も含めて、正式決定はギリギリまで延ばそうと思う。インフルエンザが流行しつつあるし、体調管理も重要だ。

1月21日(火)
 いつものようにパスまで練習した後は、前回の練習でピックアップしたレギュラー候補の8人を僕が、残りの5年生をWコーチ、6年生はOKコーチ、3・4年生はOGコーチが指導する。レギュラー候補の8人のうち、攻撃陣のレシーブ力がかなり落ちる。8人に選んでいないレシーバー陣の方がまだましかもしれない。ユニフォーム枠の残り4人も今週の金曜日には発表しようと思う。今日は休憩時間もとらず、後半は6年生と5年の攻撃陣4人でアタック練習をする間、残りの5年生はTコーチにレシーブの指導をお願いした。そして残り30分を切ったところで、6年生相手にゲームをさせてみる。6年生はミスしたら交替という形で入らせたので、1セット目は何となく身が入らない風で、5年チームが21対15で勝った。2セット目は時間の都合上10対10から始めた。6年チームにTコーチが加わり、これはあっさり負けてしまった。しかし、あまり真剣さが伝わってこない6年チームとやらせるのは、新チームにとってあまりいいことではないと感じた。というか、今の時点で6年生と張り合うくらいでないといけない。ゲーム後6年生には、どんなポジションに入ろうと、今後5年生に負けるようなことがあったら、二度と5年生の相手はさせないからと告げておいた。レベルは落ちるが、レギュラー争いで目の色を変えている5年生Bチームと対戦させた方がましかもしれないと思ったからだ。
 なお、今度の土曜日には新チームとして初めての練習試合に出かける。相手はなんと、県小学生バレーのHPによると、新チームのトップ3であるらしい、隈府小、滑石小、合志ジュニア、それに佐賀県からくるチームの4チームだ。さてさて人吉ジュニア新チームがどこまで対抗できるのか楽しみだ。

1月25日(土)練習試合
 朝7時10分に人吉インター入り口近くに集合し、15分に出発。メンバーは先発候補の8人にシオリを加えた9人。コーチは僕だけ。あと保護者の応援が5人だ。残りのメンバーはいつも通り人吉SPで練習である。8時45分には隈府小に到着。すでに隈府小と佐賀の川副ジュニアが練習していた。滑石小と合志ジュニアは都合により来れなくなったらしい。人吉ジュニアは挨拶の声はやや小さかったが、練習開始のランニング時の声はまあまあ出ていた。試合開始は9時30分。1セットずつ回しで行い、空いてるチームがラインジャッジなどをやる。人吉ジュニアは1セット目が空いていたので僕が審判をやろうとすると、隈府小の冨田先生が子どもにやらせていいですよと言われる。うちはさせてないので・・と言うと、じゃあこちらから出させますとのこと。う〜む。日頃から審判もさせておかなきゃなと反省。
 隈府小対川副ジュニアの試合を見て、やはり隈府はそつがないなと感じた。川副ジュニアはちょっとサーブカットでてこずっていたようだ。まあうちもそこそこやれるのではないかなという印象だった。しかしいざ試合をやってみると、隈府小との初戦は10対21の完敗。川副ジュニアとは21対16で勝った。どちらもサーバー1番手のミサが2回目のサーブで終わっている。つまりサイドアウトが7回しかなく、連続失点(得点)が多いということだ。試合のレベルとしては低いと言える。2試合目は少し慣れてきたのか、サーブも二回りはするくらいにサイドアウトが増え、隈府小戦では19対21の惜敗だった。序盤のリードを守れず、相手の4番手のサーバーの時に連続失点(5点)を奪われているのが敗因だ。川副ジュニアとは今度は12対21の完敗。こちらが1点ずつしか取れていないのに対して、要所要所で連続失点を与えている。午前の最後、3戦目は、隈府小にはまた完敗の8対21。川副ジュニアは隈府小とはほとんど五分の試合で、対戦成績も勝ったり負けたりしているが、なぜかうちはここには勝てた。3戦目は21対13だった。
 昼食後、1時くらいから軽くアップをはじめ、午後の部のスタートだ。練習前にエースのミサが、ひざが痛くてジャンプできないとお父さんに言っていたのが聞こえた。きゅうきょレシーバのユウをエースポジションにおいて練習させてみたが、そううまくいくはずがない。ミサにやれるのかと確認したら、たぶん大丈夫だというので、様子を見ながらそのままやらせてみることにした。帰りが早いということで午後は人吉ジュニアからさせてもらうことになった。最初の相手は川副ジュニア。午前の最後に監督から気合いの入った練習をさせられていたのが効いたらしく、4戦目は10対21の完敗。エースのミサの調子うんぬんと言うより、あちらが一戦ごとにうまくなっているのを感じた。続く隈府小とは、13対19の劣勢からなんとか19対20まで追い上げる粘りを見せたが、最後はなんでもないチャンスボールをお見合いしてネット際に落としてゲームセット。相変わらず途中の連続失点が多すぎる。
 時間的に5戦目が最終戦になる。川副ジュニアとの最終戦は18対21の惜敗だったが、隈府小との最終戦は、なんと屈辱の3対21。こんな点差で負けたのは、おそらく人吉ジュニア始まって以来初めてのことだろう。試合が終わっても何も言う気が起こらず、さっさと次の試合の補助に向かわせた。最後に見た隈府小対川副ジュニア戦は、たしかにこの日の練習試合の成果があったことが見て取れた。それに対してうちは・・・。
 結局この日は全部で10セットして、勝ったのは午前中、川副ジュニアに2セットだけ。隈府小には1回も勝てなかった。課題がたくさん発見できて、そういう意味では有意義な練習試合だったと言えるが、試合を通してうまくなっていったという実感が得られなかったのが残念だった。帰る前に子どもたちには、まずはチームうんぬんと言うより、一人一人がさらにレベルアップしなけりゃ話にならないと告げた。チームとしての隈府小との一番の差はサーブカットだ。攻撃もミサ1枚では心許ない。さいわいTKUカップまでは、特別練習も入れてもらっているのであと10回練習できる。この練習でさらにレベルアップして大会に臨みたいものだ。

1月28日(火)
 練習試合後の最初の練習ということで、なんとなく自分自身もこの日を楽しみにしていた。行ってみると参加者は35名。今日からまた東間小から一人、5年生の新入部があった。結構長身の子だが、小学校では器楽部だそうでバレー経験はないようだ。それにしても、たった1つのコートで35名は多すぎる。いつものようにパス練習まで済ませ、大会メンバー候補の12人を僕が指導。最後に6年生とゲームをさせてみた。序盤まではほとんど互角か、むしろ押し気味だったのだが、6年キャプテンのリサのサーブの時に連続失点を喫する。やはり前回の練習試合の課題がそのままだ。結局時間が無くて10対14で打ち切り。まあ、明日からの連続特別練習でジャンプアップといきたいところだ。

1月29日(水)
 きのうに続いて今日もお気に入りの「天琴ラーメン」が開いてなくて、今日は「狸ラーメン」を食べて練習に向かった。練習開始5分前に会場に入ってみると、みんなサーブ練習をやっていて感心したが、練習後のミーティングの話では、どうやらWコーチから指示されてのことだったようだ。今日は、きのうの練習後に考えたツーセッター構想を試してみた。隈府小との練習試合で痛感した攻撃枚数不足(はっきり言ってエースミサ以外にはいない)を解消するために、きのうはリナを試してみたがどうもピンとこなかった。どう見てもミサの次の二番手のアタッカーは、現在セッターで使っているナギサだ。なんとかこれを生かす手はないものか。そこで考えたのが、サーブカットフォーメーションはこれまで通りナギサをセッターとし、チャンスボールでは、セッターをリナにしてナギサをAクイックで使うという作戦だ。今日試してみたら、ナギサのAは問題ない。ただ、そのトスを上げるのはいきなりはムリだった。これはもちろんしょうがない。しかし、結果的にTKUカップには間に合わなくても、ナギサをAのおとりに入らせる形で攻撃のイメージを持たせておくだけでも意義があると思った。ひょっとするとあと8回の練習でものになるところまでいくかもしれないし・・。ナギサとリナのセッター交代のタイミング、ブロックとレシーブのコンビネーション、あと8回も練習できればかなりいい線いけるんではないかと思っている。酔ってるからかなあ?

1月30日(木)・31日(金)・2月1日(土)
 これだけ連続して練習したことは今までなかったが、伸びてきているのかどうかはよくわからない。来週も火曜から5日連続練習で、そのまま日曜日が本番だ。特別練習も二週目に入れば、きっと目に見えて上達してくれることだろう。この連続練習では、隈府小との練習試合で感じた攻撃枚数不足を解消するために、いろいろと試してみた。その一つはナギサを攻撃に加えるためにセッターを二枚にすることだが、セッターがまだAクイックをうまくあげられないので、おとりでしか使えそうにない。一方で、ライトアタックを練習させてきたミキが、結構タイミングが合ってきた。となると、Aクイックは今回はあきらめて、レフト、ライトの二方向からの攻撃をモノにさせた方がよさそうである。リナのセッター構想は白紙に戻し、ナギサのバックトスを徹底的に鍛えよう。合わせて、サーブカットがセッターに帰らなければ話にならないので、そこらへんが重点課題になりそうだ。
 土曜日の昼からは組み合わせ抽選が行われた。1月5日に行われた強化練習の成績によってシードを決めるという。人吉ジュニアには強化練習へのお誘いは受けていないと思うのだが、まあ実力があれば本当のシード権は勝ち取れるはずだ。38チームの参加となり四角パートが2パートできる関係で、それとシードチームの取り扱いをどうするかで結構もめた。結局四角パートに第1、第2シードを入れ、そこからは2位も決勝トーナメントに上がるということで落ち着いた。それからいよいよ抽選だ。最初に同じ地域同士が予選で当たらないように、複数出ている郡市チームから抽選が行われた。つまり、人吉から1チームしか出ていないうちは、残りもののクジということになる。残りあと4つのワクでうちの抽選だった。その時点では、第1シードの滑石小のパートも残っていた。とりあえずそこは引き当てず、第1試合で阿蘇の黒川小、そしてもう1チームは託麻東小。託麻東小は熊本市予選で優勝したらしく、かなり手強そうだ。しかしなんとか予選は通過したい。そうすれば決勝トーナメント1回戦は、第2シードの合志ジュニアパートの2位チームになるので、ベスト8が見えてくる。そこから先はおそらくすべてシードチームだろう。準々決勝で第2シードの合志ジュニア、準決勝で第3シードの隈府小、決勝で第1シードの滑石小となる。どこまでいけるかまったくわからないが、シード校を1チームでも食えれば、ペプシカップのシード権が獲得できる。話によると、合志ジュニアは隈府小とほぼ互角だそうだ。身長はあまり高くなく、攻撃はフェイントが多いとのことである。うちとは対照的なチームと言える。練習試合で全敗した隈府小をイメージして、そこに勝つつもりで練習していけば道は開けてくると思う。今週5回の練習が勝負だ。
 TKUカップの組み合わせ表はこちら→TKUカップ組み合わせ

2月4日(火)
 今日も天琴ラーメンが開いてなかった。ひょっとしてつぶれたのかな?少し時間があったので、今日はエルマナスの先の花禅ラーメンを食べて練習へ。定例の練習日なので、今日は久しぶりに6年生も全員(9人)揃い、なんと全部で41人の参加。土曜日は2コート使える日で30人もいなかったのに、41人で1コートはちときびしい。練習前には、TKUカップの組み合わせとともに、シードチームのことについても少し詳しく話をし、なんとかベスト4以上を狙いたいという目標を告げる。そのためには、第二シードの合志ジュニアに勝たないといけないのだが・・、ひょっとすると、予選の託麻東さえままならないのかもしれないのに・・。
 最後の6年生とのゲームでは、6年生は9人全員コートに入って対戦した。結果は15対21の負け。エースのミサにいいトスがあればかなりいい線いけそうなことはわかった。ナギサをセッターに固定し、ライトアタッカーのミキを補助アタッカーにという方針は子どもたちにも示したのだが、結果的には、1回もミキにはトスは上がらなかった。まだそこまでの余裕はないというのが実情だろう。あと4回の練習で、二方向の攻撃ができるまでなればかなり上位を狙えると言えるだろう。まずは一本目をセッターに確実に返すことがこのチームの大きな課題だ。というか、これは上位を狙うどんなチームにとっても、最低条件かもしれない。

2月5日(水)
 特別練習の日にもかかわらず、6年生が7人もきてくれた。後半のゲームでは、その7人にTコーチが加わった8人に挑ませる。1セット目は14対11と優位に立っていたのに、そこから6年アヤノのサーブの時一気に19点まで持っていかれた。相変わらず連続失点病は治っていないようだ。2セット目は10対10からはじめ、これは接戦でモノにすることができた。練習時間残り5分で、さらに15対15からさせてみて、これも取れたが、やや6年チームが拍子抜けしたという感じだった。この日は特にサーブカットの悪さが目についたので、次回はサーブカットでセンターに入るミキを中心に練習させたい。

2月6日(水)
 6時ちょうどくらいに会場入りしてみると、なにやら整列してWコーチから説教されていた。コートの準備をぐずぐずしていたらしい。3日後には大会だというのにこのざまは情けない。スポーツパレスに勤務のWコーチの配慮で、使用する時間より前に会場に入れさせてもらっているのに、こんな態度では頭にくるのも当たり前だ。すぐにネットを撤収させて、最初からコートづくりをやり直させる。3分以内で準備できなきゃ、明日からはもう時間通りにしか会場入りできないと言ってやらせた。結果は3分30秒。明日から・・の判断はWコーチにまかせよう。
 始まりがちょっと遅れたが、いつも通り練習させ、後半は6年生にアタックを打ってもらい、ブロックからレシーブ、攻撃につないでいく練習に時間をとった。今日も6年生は7人。ちょうどセッターが入れ替わっただけだったので、残り20分からゲームをさせた。この日はTコーチは間に合わなかったので、6年側のレシーブ力がかなり落ちると予想された。ゲーム前に5年チームには、相手のどんなつまらないミスでも、決まった瞬間に走り回ってムードを盛り上げることを課題に挙げた。結局6年側にサーブミスが目立って、21対11の圧勝。ムードが盛り上がってきたので、あまり練習にはならなかったとは言わない。

2月7日(金)
 天琴ラーメンは今日も開いていなかった。火曜日に続いて今日も花禅ラーメンを食べて練習へ。5分前に行ってみるとすでにネットは張られてそれぞれ練習していた。Wコーチのお許しが出たらしい。きのうと同じように少し早いペースで練習させ、残り40分で6年生とゲームさせてみる。今日は6年生は5人で、5年生レシーバーの二人を入れて7人で対戦させる。2セットのガチンコ勝負だ。1セット目は序盤のリードを守りきれず中盤で逆転されたが再逆転して21対18でモノにする。2セット目は、また連続失点病が出て11対17と圧倒的にリードされながら、ミサのサーブの時に追いついて、そのままひっくり返してモノにするという展開。6年チームのふがいなさというより、新チームに勝ち癖をつけてくれたという点で良しとしよう。いよいよ明日が大会前の最後の練習だ。

TKUカップの報告
<2月9日(日曜日)>
 予選の第一試合は阿蘇の黒川小。練習の様子を見ていて、普段通りの力を出せば負けることはないだろうと思っていたが、1セット目は21対12。サーブミスが4本もあったのがいただけない。2セット目はもっと失点を抑えろと指示したら、21対5で勝つことができた。まずまずのスタートだ。
 二試合目は、昨年度この大会の優勝チーム、託麻東小だ。もちろん学年が違うので昨年の結果は関係ない。黒川小と張り合っていたので、こちらも負けることはないだろうと思っていた。ところが1セット目、中盤でとてもいいサーブを連続で決められ13対17。2回目のタイムアウトを取ったら、タイムが解けた1発目のサーブをミスしてくれて、今度は逆にミサが連続でサーブを打ち続け、結局そのまま21対17で逆転することができた。あちらがタイムアウトを取らなかったのが不思議だった。2セット目は4番手サーバーのリナのところで連続で得点を重ね、そのリードを保って16対8と圧倒的に優位に立った。しかしここでまた1セット目と同じサーバーに連続で決められて13点まで詰め寄られたが、またタイムを取って流れを変え、1セット目と全く同じ展開で次のミサのサーブで21点まで行き着いた。これで決勝トーナメント進出だ。
 決勝トーナメント1回戦の相手は、予想通り登立小。隣パートの予選の第一試合、第二シードの合志ジュニアとの戦いぶりから、かなりの苦戦を予想していた。ところが、序盤のうちに3番手サーバーミキの時に連続ポイントがこちらに入り、なんと早々とあちらが8対3の時点で2回目の作戦タイムを取った。タイムが解けてすぐのサーブをミキはミスしたが、相手も2本目をミスしてくれて、次のサーバーリナの時に一気に15点まで上乗せして勝負を決めた。終わってみれば21対8の圧勝。2セット目も、序盤で常に2〜3点のリードを保っていたので割と気分的に優位に試合を進めることができた。途中、中盤で12対8のリードから、相手のサーブで12対11まで詰め寄られたときは、ちょっといやな予感が頭をよぎった。しかし、運良く相手がサーブミスしてくれて、終わってみれば21対16と、最後まで一度もリードを許すことなく勝つことができた。この試合のポイントは、こちらの割と高いブロックをあちらが意識してくれて、ブロックから抜けたアタックをきっちりレシーバーが上げてくれたことである。6年生との練習がよく生かされた結果だと言える。
 さあ次はいよいよシードチームだ。準々決勝の相手合志ジュニアは、登立小よりさらにレシーブが素晴らしい。今日の登立戦のような動きができれば、かなりいい線いけるのではないかと思う。果たしてどこまでいけるのだろう?

2月11日(火)<TKUカップ準々決勝(対合志ジュニア)>
 人吉を7時前に出発し、会場に着いたのは8時20分頃。体育館内ではまだコート作りが終わっていなかった。荷物を整理してコートの脇で練習を始めたのが8時40分頃。第一試合であるうちがコートを使った練習を始められたのは9時10分からだった。アタック練習をさせて、あちら(合志ジュニア)の監督さんに促されてサーブ練習。予定通り9時30分試合開始となる。1セット目は、あちらのサーブミスで始まったが、こちらも2番手のミサ、3番手のミキが連続して1本目からサーブミスをし、序盤から4対7と主導権を握られる。ところが4番手のサーバーリナが絶好調で、連続でサービスエースが決まり、12対7と逆に優位に立つ。この流れのまま押し切れたらよかったのだが、不安だったサーブカットの乱れから、15対9のリードを守れず、一気に一人のサーバーの時に15対14まで詰め寄られてしまった。それでもなんとかリードを保ったまま19対17まで進んだのに、ここでまた痛恨のサーブミス。19対19と並ばれたところで2回目のタイムアウトを取ったが、そのまま押し切られて19対21と惜しいセットを落としてしまった。これで気落ちしたのか、2セット目は序盤からサーブカットを乱されて5〜6点の差をつけられ、その差を最後まで縮めることができずに15対21でゲームセット。なんとも悔いの残る一戦となった。試合後の反省点としては、エースミサの弱気に象徴される精神面のもろさを指摘した。また、作戦面としては、ブロックでストレートコースを抑えてクロスのアタックをレシーブで上げるというのが、思惑通りに行かなかったということが挙げられる。防御の第一線はブロックという前提が、まだうちのチームでは力不足だったということか。とにかくまた一から出直しである。6月のペプシカップ県予選まで、さらに一人一人のレベルアップに期待したい。
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2002年10月〜12月
2002年上半期
2001年の練習日誌