ソリッドモデルの作り方

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ソリッドモデルは、朴の木(版画に使う板)を削って作る模型で、板材を張り合わせて使います。
飛行機全体を削り出すのではなく、プラモデルのように機体、主翼、尾翼を別々に作って結合し、塗装をして仕上げます。

詳細は、「そりもがいど」を参照してください。

1.木取り 詳細
・図面を型紙にして、板材から材料を切り
 出します。この時、必要な厚さが確保で
 きる板を選びます。一枚の板で足りない
 ときは貼り合わせて使います。


2.側面/平面形削り 詳細
・胴体は先ず側面形を型紙で写し削ります。
 側面形がぴったり削れたら、今度は平面形
 を型紙で写して削ります。
・ここで注意することは、図面とぴったりに
 削ることです。仕上げの余裕が無いように
 思いがちですが、大きめにしておき丸く削
 った後で外形を図面どおりに仕上げること
 は困難です。


3.モックアップ製作(立体形削り) 詳細
・断面形の型紙を用いるなどして立体的に
 削ります。


・主翼は、平面形、正面形、丸く立体形の
 順に削ります。
・上反角は鋸目を入れて折り曲げて付けます。
・結合部の隙間やフィレットなどは
 パテを使って成型します。


・これは、ビッカース・バイカウント(1/50)です。
・胴体は、左右に分割して作ると操縦席、客室などが作りやすくなります。
・大きな機体になると板材を張り合わせて使います。接着は高粘度タイプの瞬間接着剤がいいでしょう。
・しりもちをつかないように機首に鉛のおもりが入れてあります。
・右の写真は、尾翼取り付けの例です。
・大型機を作る場合、運搬する時のことを考えて主翼、尾翼を取り外しできるようにすると便利です。


4.キャノピの製作 詳細
・キャノピは、透明なエンビ板などに熱を加えて木型に
 押付けて作ります。
 エンビ板は0.3mm〜0.5mmの厚さのものを使います。
・文房具のパスケースが0.4mm厚で使いやすいでしょう。
 但し、材質がプラやPETの場合は、シンナーで曇るため
 使用する場合は、プラモ用の薄め液などで曇らないこと
 を確認してから使うようにします。
・暖め方:最初はローソクを使ってみましょう。
 熱でグニャグニャになったらすばやく型に押付けます。
 プラやPET材は、遠目に熱を加えると白化が防げます。


5.下塗り(サーフェーサー)/研ぎ出し
サーフェーサーを下塗りします。たっぷり塗って乾燥したら、水ペーパーで研ぎ出しをします。
これを3回くらい繰り返し木目や傷を消してつるつるにします。


6.上塗り
・仕上げ塗装です。塗りわけをする場合は、
 塗装しない部分にマスキングをして必要な
 部分だけ塗装をします。


7.マーキング 詳細
・マーキングも通常は、マスキングをして塗装
 します。
・パソコンで製作・印刷して作ることもできます。
 インレタを自作・注文する人もいますが、市販の
 デカール、インレタなどを使うのも良いでしょう。


詳細は、「そりもがいど」を参照してください。