31.マーキング(マスキング)

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マスキングテープの文字などを切り抜いて貼る方法を紹介します。


@ 図のようにマスキングテープの上に図面を貼り付けてその上からカッターナイフ等で
 切り抜きます。                               


A 切り抜いたら、不要な部分を取り除き、塗装する部位へ貼り付けます。     
 その時、粘着力を弱めたセロハンテープを上から貼って、型くずれしないようにし
 て剥がし、必要な個所へ移動するのがポイントです。             


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このようなマスキングをする方法を写真で紹介します。              
この飛行機は、銀色の翼に白縁付きの黒でマークが描かれているため、図面を白縁付き
のサイズで作成し、0.7mm程度の白縁を残して内側を切り抜きました。        


@ 写真は厚紙にガムテープを貼って、その上に幅30mmのマスキングテープを貼り、その上に
  図面を貼っています。文字の幅を揃えるためにガイドを0.2mmのアルミ板で製作しました。
  右上は、文字の角を切るために手作りしたアールガイドです。              


A アルミ板のガイドをしっかり押さえるため、ミニやすりに両面テープで貼り付けました。
  ガイドに沿って両側を切ります。                         


B 直線部を切った後、アール部を切ります。                     


C 切り抜き終了。                                 


D マスキングテープの不要な(塗装する)部分を取り除きました。           


E マスキングテープが型くずれしないように粘着力を弱めたセロハンテープを上に貼り付けて、
  そのままマーキングする位置へ移動させて貼り付けます。                
  写真は、マーキング位置へ目安のテープを貼っています。                


F 塗装前のマスキング終了。                            


G 塗装した状態です。                               
 本塗装前にクリアを吹くとテープの隙間に入り本塗装のにじみ防止ができます。    


H マスキングテープを剥がしてバリ取りと、はみ出し、欠損を修正した状態です。    
 バリは爪の背中で押えて割って取り除くイメージです。その後、灯油を湿らせた布等で
 粘着剤の残りと一緒にふき取ります。その後、更にはみ出た個所はデザインナイフ等で
 取り除き、欠損箇所は面相筆で修正します。                   
 マスキングテープを剥がす前にテープ上の塗料を剥がしておくとバリが少なくなります
 が塗装部を傷付けないよう注意が必要です。                   

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 小さい機体番号などの線の幅を揃えるのはたいへん難しいものです。そんなときは、
2枚刃ナイフを作りましょう。                         

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 2枚刃ナイフの使用例です。1.7mm位の幅の文字です。               
 写真は、切り抜いた後、不要な部分を取り除いた状態です。角のアール部分は2種類の 
 彫刻刀を使いました。                              


 2枚刃ナイフの製作例です。間に入れるスペーサを各種作っておけばすぐに使えます。


 機体に貼り付けた状態です。                          


 曲面等のマスキング例です。曲面に貼るマスキングテープを切るのは難しい作業です。 
 写真左のように、先ず境目を細いテープでマスキングしてから内側をマスキングすれば 
 容易に出来ます。また、テープは継ぎ足しで良いのです。曲線でもある程度形状を合わ 
 せて切れば細いテープは曲げて貼れるので馴染んでくれます。            
 黄色のテープ部分は、窓上部の胴体形状に合わせた上下対象の楕円に似た形状のため、 
 現物合わせで片側のゲージを塩ビ板で作って、裏返して使い上下対象にしました。これ 
 も上下を別に貼り付けて、間を後で塞ぐことで貼付けを容易にしています。      
 現物合わせのゲージは、現物にマスキングテープを貼って拓本の要領で鉛筆で写し取れ 
 ば容易に出来ます。                               


 塗装完了。最後にクリアを吹くとテープの段差が目立たなくなるとともに艶がそろいます。
                     
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 白縁のマスキング事例を紹介します。


  白塗装した後、既述の黒のマーキングを済ませた後、縁取り部分にマスキングをします。
   @ 今回は0.7mm幅の白縁を2枚刃ナイフを用いて、マスキングテープを切って貼ります。
  この方法なら縁取りの幅を揃えることが出来ます。                 
  テープは、市販の建築資材の粗面用のマスキングテープが薄くて密着性が良いようです。


 A 角のアール部分のマスキングは、大きい方が8mmでサークルカッターを、小さい方は3.2mmの
  ポンチを使用しました。                               


 B 白縁のマスキングが済んだら、内側をマスキングして終了です。            
  使用したマスキングテープは、ニチバンのシーリング(粗面)用で薄手のため、シンナーが
  浸透しのり移りしたため、中央部のマスキングは黄色の厚手を使った方が無難です。   


 C 塗装完了。                                  

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ここからは、昭和に考案されたマスキングの方法を紹介します。基本は同じです。
・ 図面の上に硬めのトレース紙を置いてマークを鉛筆で写し取ります。
・ マークを描いたトレース紙に幅広のセロハンテープを貼って、マークをテープに写し取ります。
(これが、マスキングテープになります。)
・ 写し取ったセロハンテープを、ガムテープかシールの台紙に貼り付けて、カッターナイフでマークを切り抜きます。
・ 切り取りが終わったら、不要(塗装する)部分を取り除きます。
  図では、”U.S.A”の文字部を取り除いています。

・ 粘着力を弱めたセロテープを上へ貼り付けます。これは、切り取ったセロテープを形くずれしないように、マーキングする位置へ貼り付けるためのものです。
  (手のひらに貼り付けると粘着力を弱めることができます。)
・ マーキングする位置へ貼り付けて、重ねて貼った上のセロテープを剥がせばマスキングが完了です。

◎ 本塗装の前にクリアを塗装をすると、テープの隙間に入り本塗装のにじみを防止することができます。