2.木取り(材料取り)

INDEX

<胴体の木取り>
・ 胴体は中心から左右に分割して材料を取り
  ます。そうすると、中心線が出来るので作
  り易いのです。
・ 胴体の幅に合わせて材料の厚さを決めます。
  板材は、10mm、5mm、3mmという具合で売っ
  ていますので瞬間接着剤(高粘度タイプが
  良い)で貼り合せて使います。
・ 側面図を厚紙に貼り、外形を切り取り型紙
  を作ります。
  型紙はあとで使います。
・ 大型機の場合の木取り例です。
・ 客席を入れるためだけでなく、重量軽減の
  ためにも中空にする必要があります。
・ 材料取りは大変ですが削り取るよりは楽に
  できます。
 

 <主翼の木取り>



 <尾翼の木取り>
・ 必要な厚さの板材を準備し、木目の方向に
  注意して、型紙を用いて水平尾翼の木取り
  をします。

・ 型紙で外形線を描き、その線に沿って外形
  を削ります。外形はこれで完成となるため
  丁寧に仕上げます。
・ 水平尾翼と同様に必要な厚さの板材を準備
  し、木目の方向に注意して、型紙を用いて
  垂直尾翼の木取りをします。

・ 型紙で外形線を描き、その線に沿って外形
  を削ります。外形はこれで完成となるため
  丁寧に仕上げます。


 <木の特性について>
・ 写真のように色が白い部分は固いのでなる
  べく使わないのが良いでしょう。

・ 木には木目があり、逆目の方向には刃物で
  削ることが難しいため、削る方向を考えて
  材料を取る必要があります。


 木取りの例です。



 中央に10mm板を使い、外側に3mm板を貼ります。


 瞬間接着剤を使って側板を接着しました。


 主翼と尾翼の木取りです。動翼部は後で切り離すため、木目を切断線に合わせました。
エルロンの切断線は木目が合っていませんが、作業性を優先して左右一体で木取りをしました。

<DH.90 1/32の例>
胴体が箱型のため、側面と下面の板材を折箱の要領で鋸目を入れて折り曲げて成形しました。