人間にとって,確実なこと。それは,人間は必ずいつか死ぬということ。人間は死の不安を抱えて生きている。神や仏を信じることなし
に,死の不安を乗り越えることができるだろうか。私は,死の不安故に神や仏を信じるのであれば,その不安を抱えたまま生きていきたいと思う。しかし,その不安を和らげることはでき
ると思う。人生の進路を自らの責任において選択し,「いま・このとき」を力の限り・ぎりぎりのところで生きていくならば,いつ死がやってきても,
それまでの人生を納得することができると思う。最期の時,それまでの自分の人生に納得し,微笑みながら死んでいきたいものである。(2001/1/3)
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