
6
いやー、こないだここを更新してから、すでに半年経ってしまいましたねー。季節はもうすっかり夏です。
妊娠・出産を控えた皆さん、お元気ですか?暑い季節に大きなお腹はさぞかし大変なことでしょう。
もうひと頑張りです、うすっっっ!!!
ところで皆さんはお産のあと、赤ちゃんはミルクで育てるつもりですか?母乳でGO!のつもりですか?
いろんな事情があって母乳を与えられないお母さんもたくさんいらっしゃるでしょうが、
母乳で感染する病気が無いのなら、できるだけ母乳にするのがいいですよ。
「赤ちゃんの免疫機能を高めることができる」とか、「赤ちゃんとのスキンシップをはかれる」とか、
「赤ちゃんの目を見て母乳を与えることで、赤ちゃんの感情が豊かになる」とか、
「母乳を与えることで、産婦の子宮の戻りがよくなる」とか、母親学級でさんざん教わりましたよね。
実はあんまりおおっぴらには言えないことなんですが、母乳育児にはもう一つ、
産婦にとって非常にありがたいメリットがあるのです。それは、
「痩せる!!」
ということです。食べても食べても痩せます。糖尿病かと思っちゃうくらいです。ホントです。
私は入院中は母乳の出が今一つだったのですが、あきらめないで吸わせているうちに、
まるで水芸のようにしゅーしゅーと出るようになりました。
ムスコもよく飲む赤ちゃんで、毎回毎回、ぐいぐいとよく吸ってくれました。
この時期、私がどれだけ食べていたかというと、朝からご飯をお茶碗に山盛り三膳は食べてましたね。
「三膳で満腹してやめた」のではないですよ。
「いくらなんでも朝から山盛り三杯飯はヤバイだろう???」と思って、やめてたんです。
食べようと思えば、もっと食べられたと思いますよ。
でも男の子は特によく飲む(と言われている)し、それおむつだ、やれおしっこで服が濡れた、着替えだと、
産婦はじっとしていられません。そんなこんなで母乳を与えている間、どんどん痩せていったんです。
どれだけ痩せたかといいますと、ジーンズのウエストサイズがワンサイズ以上、小さくなりました。
しかも私はもともとバストサイズが控えめな方だったので、母乳で張っても垂れることもなく、
この間の、なんとナイスバディだったことか‥‥‥‥‥‥‥。
ところがムスコがおっぱいを卒業したあともそこそこ食べていたもので、
あっという間に体重は元に戻ってしまいましたが(ちくしょー)
「そろそろ痩せたいなぁ、また妊娠しないかなぁ」などと不謹慎なことを考えていたら、しましたよ、妊娠。
2人目の時も母乳のエンジンがかかるのは遅かったのですが、一旦出だしたらこれが出る出る!!
笑っちゃいますよ、ホントに。
で、やはりムスメの時も、ぐんぐん体重は減っていきまして、
ムスコの時ほどではないにしても、妊娠前の体重を軽く下回りました。面白いもんですよね。
ね、こんなに痩せるとなったら、母乳で育てないわけにはいかないでしょう?
もちろんみんながみんな、こんな壊れた蛇口みたいに母乳が出るわけではないでしょうし、
出たからといって、痩せるわけでもないと思いますが。
先ほども書きましたが、ムスコもムスメもおっぱいをよく飲む赤ちゃんでして、
特にムスコは男の子だからでしょうか?吸う力が強かったですね、とても。
で、ある日気がついたんですが、私の乳頭に、白い点々がついてるんですよ。
てっきり強く吸われて傷がついて膿を持ってしまったと思った私は、すぐに産婦人科に行きました。
だって、もしもそのままにして、ムスコが母乳と一緒に膿も飲んでしまうことになったら、可哀相ですもんね。
ドクターは私の乳頭を見るなり看護婦に注射針を持ってくるように言いました。
「やっぱり膿んでたのかー。」と思っていたら、ドクターは、
「母乳の通り道が塞がっちゃったのね。よほど出がいいのねぇ。この白く見えるのは、膿じゃなくて母乳よ。」
と言いながら、注射針で私の乳首をつつきだしました。
母乳の出る穴の上にかぶっている薄皮を、注射針でつついてほじって皮に穴を開けるんですね。
初めての経験ですし、ドクターの手元をついじっと見ていたら、ドクターが
「痛いでしょう?ちょっとがまんしてね、すぐ終わるから。痛いわよねぇ。」
としきりに言うんですが、実はちっとも痛くないんですよ、これがまた。痛そうな感じがするんですけどね。
で、ふと思ったんですが、乳首にピアスの穴を開ける人がいますよね。
あれ、ものすごく痛そうだと思ってたんですが、そんなに痛くないんでしょうか?
いや、やっぱり痛いですよね。だって先端を針でつつかれるのは痛くなかったけれど、
ムスコにおっぱいを吸われながら乳首を歯茎で「ニチ〜〜〜〜〜〜ッ」と噛まれるのは、痛かったですもん。
まだ歯も生えていないのに。
さらに疑問なんですが、女性で乳首にピアスの穴を開けた人は、赤ちゃんに母乳をあたえようと思ったら、
当然ピアスは外しますよね。
万が一ピアスが外れて赤ちゃんが飲み込んじゃったら大変だし、
そうでなくても不衛生な金属をなめさせるのは、赤ちゃんが可哀想だし。
で、ピアスを外した穴から、母乳が変な方向にぴゅーーーーーっと飛ぶなんて事はないんでしょうか?
あるいはお乳が張ってきた時に、ピアスの穴からダチダチと母乳が漏れてくるなんてことは、ないんでしょうか??
その辺にお詳しい方、あるいは「私は乳首にピアスの穴を開けたけど、子どもを母乳で育てた!!」という方は、
メールでそのあたりの事を教えていただけるとありがたいです。
どうかよろしくお願いします。
その後も何度か母乳の出口が詰まって白い点々になったことがありましたが、そこはもう、慣れたものです。
お裁縫に使うまち針を消毒して、自分で皮を破りました。ムスメの時もそうです。
それでは妊娠中の皆さん、お産のあと、スムーズに母乳を出してスリムになるためにも、
せっせと母乳マッサージに励みましょう。
おきばりやっしゃ!!
(2001/7/13)

