2003年 6月山行 山行記
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筆者 S・T (1年生)
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6月7日(土) 〈1日目〉 曇り
集合は、いつもの所(上石神井駅ホームの本川越より)に12:40。2年生が4時間目を終えてからでは、間に合わない時間だという噂もあったが、特に問題もなく電車に乗れた。(電車が来る直前と思われる時間にトイレへ行った先輩もいて、冷やっともしたが。)
上石神井駅から、萩山、国分寺。国分寺の乗換えでは、その後に買う切符が高いというので、とりえず、みんなでみどりの窓口へ行き、並んだ。しかし、I先輩が自動券売機でも売っているということを確かめ、そちらで切符を買う。乗り換えにしては、なかなか時間が掛かった。
国分寺駅から、高尾、塩山。その間、みんな大富豪を楽しんだ。都落ちルールのため、W先輩は大富豪になったり大貧民になったりと、波乱の人生を繰り広げていた。個人的には、都落ちがあるのだから、大富豪を防衛した時は、交換するトランプの枚数を増やしていくべきだと思った。(どうでもいいことだが。)
塩山駅で降車すると、すぐにタクシーの運転手さんがいて、「上智大学様ですか?」みたいなことを聞かれた……勘違いされた。そして、駅から出たところに、我々の予約していたタクシーが2台あった。(そういえばこの「タクシーの予約」に関しては、N先輩と、K先輩の口喧嘩(?)を見ることが出来た。しかも、いつもより長かった気がする。入部したすぐの頃は、仲が悪そうで不安だったが、今はどちらかと言うと……見ていて面白い。)
タクシーで移動中、雨に降られたので、微妙な不安もあったが、すぐに止んだ。
福ちゃん荘に到着。お土産を結構売っていた。「杖に名前入れます」等とも書いてあった。
福ちゃん荘は、水道が1箇所(しかも、蛇口が2つ)しかなく、そこにあった看板には、次のような2つの事が書いてあった。
・宿泊利用者以外は、1人2リットルまで。窓口に声を掛けて下さい。
・利用する時は、煮沸してから使ってください。
上は問題ない。そこでテント張って泊まるのだから。下は……問題ない。部員の抵抗力を信じよう。(ん? N先輩のおなかの調子が悪かったのは、この水のため? いや、集合した時からおなかの調子は良くなかったそうだ。)
夜のご飯は、カレーライス。忘れ物(足りなかった物)が多かった。それは、反省会で出たのでよし。味は……美味しかった。水っぽいかなぁ、と思いながら作っていたが、できる頃には上手く水気が飛んでいた。(さすがです。)
夜は、隣のテントの大学生の声を聞きつつ、寝ようと努力した。寝るときは、地面があまりに平らで、結構固かったため、よく眠れなかった。(次回からは、個人用マットも持っていこう。)
6月8日(日) 〈2日目〉 快晴
次の日。朝のご飯はスパゲッティー。簡単で美味しい料理と言ったらコレだろう。
テントを畳み、準備体操をして出発。先頭(CL)はK先輩。(SLはN先輩。)ゆっくりめのスタート。しかし、かなりゆっくりだったため、N先輩が、もうちょっと速く歩くよう呼びかける。
道は、左右笹だらけ。登山口の近くだから、まだいいものの……、後で、歩きにくいほど笹の生えた所を歩くことになる。少し歩いて雷岩へ到着。雲(霧?)がでていたものの、それなりにいい景色。写真をとったり、雷岩に登ったりする。
その後、不安ながらも荷物をそこに置き、大菩薩嶺へ行った。5分で行き、5分位留まり、5分で戻った。まあ、頂上を制覇したってことで。
そこから、大菩薩峠へ。晴れてきた。道は、山の稜線を歩いていく感じだ。(稜線の、微妙に右を歩いたので、左の景色は見えなかったが。)相変わらず、笹は生えている。峠では、写真も何枚か撮った。(なかなかいい構図の写真が取れたと思う。)いつもながら、I先輩は写真が嫌いだ。(何故だろう? 写真にまつわる怪談話でもきいたのだろうか? だとしたら、そうとうの怖がりだ。)
そこから歩いた道は、木が無く、直射日光に、微妙なほおの赤らみを感じながら歩いていった。晴れた夏だったら、結構暑そうだ。木がない代わりに、周りには大量の……笹、笹、笹。しかし、開けた所も何箇所かあり、気分は悪くなかった。
それから、小金沢山。老人の方たちが休憩していた。おじいさんたち(若い人もいたが)と、おばさんたちのグループだった。おじいさんのグループのほうは、都立立川高校の卒業生だそうだ。卒業して何十年も経っているのに、ああやって集まって山に行くなんて、素晴らしいと思った。我々の学校も聞かれ、N先輩が、「ええっと、早大学院のワンダーフォーゲル部です」と答えた。すると、「早大学院」だけで話が通じた。
そこで、予定よりもかなり速いペースで我々が歩いているので、タクシー会社に電話し、予約を早めてもらった。……が、そこでもN先輩とK先輩の言い争い。……聞いている方は、面白い。
それから、牛奥ノ雁ヶ腹摺山を通り、黒岳で昼ご飯と(時間がかなり余っていたので)しばらく休憩。I先輩は、お昼寝。
その後、湯ノ沢峠へ。
そこからは、小川沿いの湿った感じの道を行く。新歓山行に比べ、だいぶゆっくりなペースで下った。途中、ちょっと濡れそうで怖いところもあったが、問題なし。
それから、ちょっとは人工的っぽい道に出る。登山靴では、非常に歩きにくいし、疲れているし、意外と長かった。
最後、I先輩が川遊びをしに行ってすぐに、タクシーが来た。(てか、I先輩、元気ですね。こっちは足がぼろぼろ……。)
帰って寝よう。明日は学校だ。
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《「稜線」第25号(2003年度)所載》
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