2001年 秋季第2回山行 山行記

筆者 K・J (2年生)

 当初は奥多摩駅から奥多摩駅に戻るという、極めて普通の行程になるはずだった今回の山行。しかし、リーダーが私になったことで、午後発にも拘わらず、次の日は三峰に下りるという、強行軍に相成ったわけである。



11月10日(土) 〈1日目〉   曇り

 三条の湯は奥多摩駅からバス&徒歩で行くにも拘わらず、実は山梨県にある。午後発の奥多摩行きゴールデンパターンを使い、いつも通り奥多摩駅へ。そこから、お祭まではバス。この行程が非常に長い。時期が時期だけあって、バスを降りたときにはもう日が暮れようとしていた。

 場所も山の中なのでかなり冷えていた。いきなりこれで、少々気が滅入る。とりあえず、林道を黙々と歩く。時々車が通過し、わざわざ歩いているのが馬鹿らしくも思えてくる。

 道自体はそれほど悪くなく、快調なペースで進む。林道だし、周りが暗いので、特筆すべきこともない。いよいよ暗くなってきて、ヘッドランプを点ける。林道が行き止まり、山道に入る。“そういった”現象を信じる性質ではないが、真っ暗な山林は気味が悪い。

 30分歩いて三条ノ湯に到着。部屋は普通に山小屋だが、何より風呂に浸かれたのは良かった。



11月11日(日) 〈2日目〉   晴れ

 あまりに暗いので、ヘッドランプを点けてから歩き始める。しばらく歩くと、遠くに小屋の明かりが見える。随分歩いたと思っても、明かりが見えるほどしか歩いていないと思うと、なんとも嫌なものだ。道が急なこともあるかもしれない。

 樹林帯を延々と登っていると次第に雪道になってきた。まさかとは思ったが、予想以上に積雪がある。そうこうしているうちに、2時間ほどで三条ダルミに到着。視界に富士山が見える。

 そこから30分ほどで、雲取山山頂に着く。天気が素晴らしく、富士山がよく見える。積雪は30cmといったところだ。まさか、これほど積もっているとは思いもしなかった。

 綺麗な避難小屋があり、そこで菓子パンと紅茶の昼食を摂ることにした。随分と気温が低いこともあり、温かい紅茶が飲めるのは非常に嬉しかった。それ以上に、外で昼食を取る羽目にならずに済んだのは助かった。

 1時間ほどで、山頂を出発。が、今度は登山道がかなり凍結しているため、非常に歩きにくい。アイゼンを持ってくるべきだったと思っても、既に後の祭り。歩きやすいところを選び慎重に進む。が、やはり転倒者が出る。これからは、11月でもアイゼンを持っていくべきかもしれない。

 雲取山荘が非常に綺麗で、冬に個人的に来てみたいなと思いつつ、白岩山へ。開けているが、展望は無く残念。このあたりから、ほとんど雪はなくなってきて歩きやすい。となると、つい高速ペースが発動してしまうらしく、一気に速度が上がる。

 霧藻ヶ峰休憩所で軽く休憩。道が非常に緩やかになり、そのまま三峰神社へ。神社でお参りしていくことも考えたが、ロープウェーの時間もあり、そのまま乗車口へ。ロープウェーで一気に下り、そこからバスで三峰口駅へ。久しぶりにこの駅に来たが、全然変わっていなかった。

 そのまま、三峰口駅で解散となった。いつぞやの乗り遅れみたいなことにもならず、しっかりと池袋行きに乗ったのは言うまでもない。


《「稜線」第23号(2001年度)所載》

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