2001年 6月山行 山行記

筆者 M・K (2年生)

6月9日

 前日、WとJが体調不良により不参加となり、またUは前から法事があると分かっており、山行中止かと思われたが、K先生、僕、Y・Kの3名での山行が決行された。

 1日目の行程は以前の大菩薩嶺へ行った時と全く同じ。タクシーに乗っている間、Y・Kと話している間に、危険な事実を知った。Y・Kがガスを忘れたらしい。これでガスは1個。そして、タクシーで酔った僕は福ちゃん荘に着いた時にはフラフラだった。

 夕食は肉の味噌炒め。ガスの関係上、予想とは全く違う料理ができたが、何とか食える味ではあった。すぐに片づけも終わり、何と6時半には就寝できた。だが、近くでうるさい集団が10時ほどまで起きていたのが難だった。



6月10日


 4時起床。昨夜の集団と雨の音で少し寝起きが悪い。テントの外を見ても雨は降っていないみたいだ。不味いうどんを食って、テントを撤収し、パッキングをしようとしたら、ザックに入りきらない。装備が多いからなあ。強引に押し込み、出発。

 大菩薩嶺までは行ったことのあるルート。雷岩までの登りがつらい。まあ、ここが終われば後は大した登りもないので、1本で。雷岩は天気のせいで展望がなかった。

 さっさと出発し、大菩薩嶺を越え、丸川峠まで。静かな道だ。その後も人とは全く会わず、寺尾峠、天庭峠を越えた。途中、人のいない小屋や明らかな廃屋が2つほどあった。峠ではあるが、さしたるアップダウンも感じない。ペースもコースタイム程なので楽なものだ。

 さて、ここで当初ピストンを予定していた六本木へ。だが、夏合宿へのトレーニングのため(雨が降りそうということもあった)、そのままザックを背負って三本木へ。三本木は林道と交わっているが、特に標識はなかった。時間も時間なので、ここで昼食に。サンドイッチを口に押し込み、みかん缶を空にし、出発。

 しばらくは広い、歩きやすい道が続いた。コースタイム35分の三本木・横手峠をなぜか20分で越え、黒川山へ。しかし、どこが頂上かはっきりしない。とりあえず展望台へ。しかしガスっていて何も見えない。どうしようもないので、鶏冠山へ。歩きやすくはない岩場を越え、頂上へ。神社のようである。天気が少しよくなり、日光浴しながら景色を見る。

 さて、下り。岩場を越えれば楽だった。どんどん時間が縮まる。六本木から、エアリアマップよりもだいぶ分岐が多いのに少しまいったが、何というほどでもなく、あっさり下山。解散式を済ませ、ドライブスルーで飯を食って帰るのであった。



《「稜線」第23号(2001年度)所載》

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