2000年 秋季第2回山行 山行記

筆者 S・W (1年生)

11月11日(土)  晴れのち曇り

 この日は、土曜日だったので、普段通り授業があり、集合場所は上石神井駅であった。

 我々は予定通りの電車で出発し、乗り継ぎのために小川駅で降り、国分寺行きの電車を待っていた。そこで、部員の一人がある重大なことに気づいた。部長のF先生がいなかったのである。何らかの理由で電車から降りられなかったのだと判断した我々は、F先生の携帯電話に電話をかけることにした。3回目やっとつながった電話に出たF先生は、心配ないから先に行ってくれとだけ言って電話を切った。先生の指示通り先に宿泊地へ向かうことにした我々は、順調に目的地に着いた。

 1日目は、歩行がないということで、のんびりとテントを組み立てていた。しかし、教員用テントの形がおかしい。後から来たF先生にそのことを聞き、それはポールと本体が別のものであるからだということが分かった。

 テントを組み立て終わった後、すぐに夕食の準備に取りかかった。今回の夕食のメニューは、カレーライス。ご飯にしろ何にしろ申し分ない食事だった。次の日の朝食も飯を食べるので、朝に米を洗うのは寒いということで、その日のうちに米を洗った。歩行がなかったということで、就寝時間は多少早目であった。



11月12日(日)  ガスのち晴れ

 朝はとても寒く、他の高校から来ていた人達が夜遅くまで騒いでいたこともあって、皆なかなかシュラフの外に出られないでいた。仕方なくシュラフから出て朝食の用意をしていたのだが、皆元気がない。しかし、朝食の照り焼きを食べたことによって元気が出てきたようである。

 最初は、寒かったが、慣れてくるとそうでもない。各々が準備を整え、体操の後、出発。

 1本目は、まだ暗いということでヘッドランプを着用し、ゆっくりとしたペースだった。 大菩薩嶺、大菩薩峠、石丸峠では、それぞれ霧か雲のせいで、景色が何も見えなかった。しかし、霧氷という珍しいものを見ることができ、感動した。

 今回の山行は、石丸峠を過ぎた後は、基本的には下りだけというダウンヒルコースであった。下っていくにつれて天気が回復してきて、初めて周りの紅葉のすばらしさに気づいた。F先生は紅葉の写真を撮っていくということで、我々は先を進むことにした。

 下りにも飽きてきたところで、大ダワに着いた。まだ時間もあるので、大マテイ山へ行くことになり、後から来るF先生が分かるようにとザックをそこに置いて出発した。ザックをおろしたことによって皆テンションが上がり、すさまじいペースで登っていった。途中から落ち葉で道が分からなくなり、頂上に行くまで予想外の時間がかかってしまった。また、木で景色が全く見えず、最悪であった。

 大ダワで待っていたF先生と合流し、そこから一気に山を下った。途中に分かれ道があり、そこを右に曲がったのだが、それが間違いであった。予定の場所と全く別のところに出てしまった我々は、仕方なくバス停まで歩いた。まだ時間があったので、そのバス停で解散となった。

 今回の山行では、景色は全く見られなかったが、霧氷や紅葉が見られたので満足できる山行であった。


《「稜線」第22号(2000年度)所載》

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