公開当日までは大変でした。前年度から教科会で教材研究の準備を始めます。それと同時に生徒たちの授業づくりです。私が担任している3年C組は生徒数43名(男子22名、女子21名)です。この43名の生徒の1人1人が自分の考えをもち、全員一丸となって自ら共同追求するような学習態度を身につけさせることが私にとっての課題でした。つまり授業づくりを通して望ましいCommunication(コミュニケーション:意思疎通)ができる学級づくりをすることです。
職員会などの会議があっても会議が終わってから教科会で教材研究です。毎日終わるのは大体午後12時前後です。時には朝方になることがありました。生徒が登校すれば、夏日課では8時10分から4時30分(土曜日は2時30分)まで、冬日課では8時25分から4時20分(土曜日は2時20分)までは授業や生徒に関する指導です。下校時刻が過ぎてからが職員会などの会議や教科研究です。毎日が大変でしたが指導計画の方向が見えてくると意欲が湧いてきました。
附属中学校における教育活動に授業を公開する「中学校教育研究会」があります。県下の公立中学校でも授業を公開していますが、附属中学校では県下の先生方に授業を公開します。公開する教科は附属松本中学校と連絡をとりながら決めています。なお、附属幼稚園、附属小学校,特別支援学校でも授業を公開しています。 昭和50年5月29日(木)に私は数学科公開授業の授業者になりました。教科会で研究を深め担任している中学3年生の授業を公開しました。この時の附属長野中学校での公開教科等は、国語、数学、音楽、特別活動でした。
次回は公開授業の内容や授業の様子等を掲載します。