←ここをクリック
「故(ふる)きるきを温(たず)ねて新しきを知る、以(もっ)て師と為(な)るべし。」
このことは、新しいことを本当に知るためには、その由来すなわち歴史をたずねてみなければならないという。学ぶことが大切であることを教えているのである。
1.「社会に役立つ人間の育成」は、学校における教育の大事な目標である。その社会は、現在に生を受け日々生活を共にしている人々によって構成されている社会であるが、その社会はまた、遠い昔から断絶することなく、現在に連続している歴史的現実としての社会であり、かつ、遠い未来社会に続いている社会である。
2.現在が、歴史的現実であるという観点から考察すると「不合理、かつ、非民主的であった世の中から、しだいに、より合理的で民主的な世の中へそして、より多くの人が幸福を享受できる世の中へと進んできている。しかし、まだまだ課題が山積している。正社員に慣れない多くの人々、考えることなく犯罪に走る多くの若者、子供が家庭で自習するとき、本気にならず宿題だからと自ら目的を持って学習をしない多くの子供達等。