現代人は無菌状態で生活しているうちに,本当は
無害であるはずの「そば粉」や「小麦粉」を敵と
みなして,抗体をつくるようになってしまった。
これが,アレルギーさ。じんましんも喘息も花粉症も
アトピーもすべてこの免疫力が原因なんだよ。
そもそもインフルエンザって冬にはやるけど,あれは
渡り鳥の腸にいる常在菌であるウイルスが鳥から豚へ
豚から人へと突然変異を繰り返しながら感染が広がって
インフルエンザは大流行となるわけだ。
実はウイルスは本来自分だけでは生きていけず,鳥や
豚や人に寄生しないと生き長らえない。寄生主が死んで
しまったら,自分も死ぬことになるから,宿主を殺す
ような毒素はひとつも持っていないんだよ。
しかし,人間の免疫機能が暴走,「異物だ,敵だ」と
過剰反応してしまい,「サイトカイン」という毒をだし,
ウイルスを攻撃し始める。
これは,部屋に飛んでいるハエを機関銃で打ち落とす
ようなもの。ウイルスに当たらず,からだの方をぼろぼろ
の穴だらけにし壊してしまう。つまり,免疫力の暴走が
身体を壊している。
じゃ,どうするか。ウイルスだろうが菌だろうが,
共生の気持ちを持つことだよ。
「からだを冷やすとひく」なんてのもうそ。
われわれは恒温動物だから,体温を一定に保とうとする。
温めれば温めるほど深部体温は低くなる。逆に区冷やせば
冷やすほど部深部体温を高めるだから,湯上がりにシャワー
を浴びる。ほてったからだを冷やせば,内臓脂肪が燃えて,
身体はぽかぽか,ウエストはキュとしまってもてるよ。