カカシの妄想暴走中
「イルカ先生がこのプレゼント喜んでくれるといいなあ・・・」
ベッドの上に寝転びながら、カカシは頬杖をついて窓辺の鉢植えを見詰めた。
喜ぶかな。喜んでくれるだろうな。イルカ先生なら絶対だ。きっとすごく喜ぶ。
うわあ、カカシ先生が本当にこれを育てたんですか?すごく綺麗に咲いていますね・・・!
ここまで育てるの大変だったでしょう・・・俺なんかのために・・・ありがとうございます・・・・
言いながら感激に目元をウルッとさせる。
その姿を想像して、カカシはくうっ、と一人呻き声を上げながら、バンバンとベッドの枕を叩いた。まだプレゼントをあげる前から幸せ気分200%だ。ベッドの上で右へ左へと落ち着きなく体を反転させながら、カカシの妄想は果てしなく続いていた。
それで・・・ひょっとすると、あんまり感激して・・・そっと囁きながらチュウしてくれるかもしれない。あの恥ずかしがり屋のイルカ先生が・・・
「カカシ先生・・・」濡れた目蓋を伏せて、しっとりとした唇を寄せてくるイルカを想像して、カカシは自分も思わず唇を突き出していた。何だか虚しい行為のような気がするが、興奮し始めたカカシにはまるで麻薬患者のように幻覚が見え始めていた。ナチュラル譫妄状態だ。目の前(にいるように見える)のイルカが、
「俺もプレゼントのお礼がしたいです・・・カカシ先生・・・なんでも言ってください・・・朝寝坊でだらしのないあんたが、無理をしてこんな鉢植えを育ててくれたんですから・・・・俺も多少無理な事でも頑張りますから・・・」
赤く頬を染めながら、何故かはらりと衣服を脱ぎ始める。
あぁ・・・っ、そ、それはアッチの方で無理を言っても願いを聞いてくれるって事ですか・・・・!?
カカシはハアハアと息を乱しながら、自分の妄想に突っ込みを入れる。
「ええ・・・何でもします・・・いつも嫌がっていた・・・一人Hもカカシ先生に見せてあげます・・・」
イルカは(カカシの脳内で)そう言うと、トランクス姿でソファーの上に体育座りをした。つけていた膝をゆっくりと開きながら、トランクスの中にイルカの手が滑り込む。
「ん・・・・っ」
中で蠢くイルカのいやらしい手つきを、激しく形を変えるトランクスの布地が伝えていた。直接見るよりも数倍も卑猥な感じだ。
「あ・・・っ・・・あ・・・あぁ・・・っはぁ・・・っ」
ぐじゅぐじゅという淫猥な水音が上がるとともに、トランクスに濡れたような染みが広がっていく。官能を表情に刻みながら、イルカが自分の手の動きに嫌々をするように首を左右に緩く振る。それなのに手の動きは止まらず、それは一層激しくなった。
「イルカ先生・・・」
カカシは自慰をするイルカを妄想しながら、既に硬くなって先から汁を滲ませている己のものを握った。
カカシせんせえ・・・あ・・・っ・・・あぁっ・・・カカシ、せんせぇ・・・・
想像の中でイルカはカカシの名前を切なげに呼びながら、股間を擦りあげている。それに合わせてカカシも己のものを最初から激しく上下に扱いた。想像の中のイルカは淫らでいやらしく、そして気が遠くなるほど愛しかった。本物だったらもっと数百倍もいいに違いない。
見たいなあイルカ先生の・・・それを見ながら俺もしたい・・・イルカ先生のいやらしいところ、全部知りたいよ・・・
すぐに自分の手を溢れる淫蜜が濡らし、上下に肉棒を擦る度にぐちゃぐちゃといやらしい音を立てた。
「イルカせんせい・・・・イルカ・・・俺のイルカ・・・・・ッ!」
カカシは小さく呻いて己の手の中に勢いよく精液を吐き出した。その精液は想像の中で、絶頂を迎えたイルカの顔を白く汚していた。
カカシはハアハアと乱れる息に胸を上下させながら、
早く誕生日にならないかな・・・
心の中で恍惚と呟いた。
カカシ先生、夢見過ぎ。