第51回a

第51回b

51. < リヤリフト限界 (ブレンボ記事検証) >

ブレンボのFBとホームページにブレーキングの記事があるとの情報をもらいましたので検証をしてスーパーバイクとモトGPの減速Gをチェックしてみましょう。

まずはFBにWSBの2019開幕戦のフィリップアイランドでのブレーキングに関する記事から減速Gを割り出してみます。

「312kphから189kphへ224mで」です、等加速度直線運動は高校の物理で習いました、公式を『わかりやすい高校物理の部屋』よりコピーしてきました。
3番目の式に初速、終速、距離をいれればOKです。

結果は1.1G でした、そんなにすごくない感じです、ですが1.1Gは私の1098ベースの計算と同じです、WSBは市販車ベースですからこれ位なのかもしれません。 ブレンボさんももう少し盛ってもよかったのに。



次にモトGPに関する記事がブレンボのホームページのニュースのページに載っていました。
2017のムジェロ、ブルノ、カタルーニャ、ザクセンリンクでのGPの記事がありました。

左の図のようにブルノとカタルーニャはもうGで表示されていました、最大1.5Gですね。

ムジェロは2つ記事があって同じコーナーのブレーキングングなのに速度が全然違います、ムジェロの1コーナー前で220kphはないですよね 220kphで計算すると記事の1.5Gには到底届きません、220じゃなくて330で計算するとまあいい感じの数字なので320kphと間違えたのかもしれません。
ムジェロのもう一つの数字から減速Gを計算すると1.4Gです。

ザクセンリンクの記事には1.4Gの記述がありました。

これらを総合すると「モトGPの最大減速Gは1.5G」 となります。 私の読みが当たってよかった。
モトGPのバイクってよく見ると結構低くて長いですよね、そのおかげで1.5Gまで出せるんだと思います、もちろん1.5Gでロックしないタイヤがあってこそですが。
だから市販車ベースのWSBではそこまでいかないのだと思います、タイヤがレース用ですから1.0Gは超えてくるけど1.1G位なんだと思います。
これでバイクの減速度については確信が持てました、ブレンボさんありがとうございます。



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