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<器材> ・ 最近は各社の静かで高性能なエアブラシ製品があります。 ・ ノズル径によって次のように使い分けるため、最初はコンプレッサーとエアブラシのノズルが数種類セットになった製品が良いかも知れません。 細いノズルで下塗り、銀塗装は塗料が詰まり困難なため、1つなら0.5mm以上が必要です。 0.3mm,0.4mm マーキング用,上塗り用 0.5mm,0.6mm 上塗り用,下塗り用 ・ エアブラシは、カップが取り外せるものが良いでしょう。大きいカップへの交換が可能です。 トリガータイプで持ち手があるものは長時間使用でも指が疲れないのでお勧めです。 ・ エアフィルターは、必ずつけましょう。湿度が高いとノズルから水滴が飛び塗装面がブツブツになってしまいます。 | |
<塗料の濃度> ・ 通常、塗料は3〜4倍にうすめて使います。 ・ 試し塗りで糸が出たり、ザラザラになるのはかなり濃い状態ですので、更にうすめます。 ・ 塗装中は、塗装面の光沢を確認しながらスプレーします。窓の光などを反射させて塗料が 当たっている(塗れている)ことを確認しながら塗装します。 ・ スプレー部周辺がブツブツになったり、艶がないときは、塗料が濃いので更にうすめます。 ・ 銀色は他の塗料と比べて、かなり薄めないと艶が出ません。 ・ 塗装後、しばらくして艶がなくなるのは”カブリ”と言って湿度が高い場合などに起こります。 こんな場合は、リターダシンナーを入れてカブリを防ぎます。一番は、天気の良い日に塗装することです。 ・ ノズルの距離は、5〜10cm位です。近すぎると塗料が付きすぎて流れます。遠いと艶が出にくくなります。 ・ 塗装は難しいので、上記は参考にして自分で体得してください。 | |
<スプレー方法> ・ スプレーは、先ず塗装物の外で吹き始めて機体の上へずらします。そうしないと、吹き始めはノズルの先に 溜まった塗料が水滴状に飛ぶことがあるためです。 ・ スプレーは通常一方向にします。(往復はしない) 但し、下塗りはたっぷり塗る必要があるため往復しても差し支えありません。 ・ 縦方向に塗装したら今度は横方向に塗装し、むらをなくします。 | |
・ 翼の付け根は、エアーの吹き溜まりになるため、必ずエアーが吹き抜けるように、図のように斜めから吹き付けます。 ・ もし塗装後の表面がザラザラになった場合、塗料が乾いた後、灯油を湿した布で擦ると多少改善されます。 | |
<器材の洗浄> ・ エアブラシを使ったあとは、シンナーを入れて先を指で塞ぎ、ガラガラとカップのうがいをするように 説明書に書かれていますが、これだけでは完全ではありません。 ・ カップの底、エアブラシの中、ノズルの内側に塗料がこびり付いていることがありますので、 私は使用後、すぐにシンナーを入れて吹き、濃い塗料のこびり付きを防ぎ、その後、エアブラシを分解し、 他のエアブラシにシンナーを入れて吹き付けて洗浄します。 ・ 面倒ですが、塗装後は必ずやっています。このやり方の場合、シンナーは、5ccカップの1/4〜1/2杯で 洗浄できるので省資源です。 ・ 他の洗浄方法としては、シンナーの中へエアブラシの先を丸ごとつけて洗浄する人もいます。 | |
<塗装ブース> ・ 左の図は数十年前にフジミ模型を見学した際に見た塗装ブースです。 ・ 私はこれを参考に、窓に換気扇を付け、その前に机を置いて塗装ブースにしていますが、環境によっては市販の塗装ブースが必要です。 (注)塗装するときは、必ずマスクをしましょう。 <下地色と上塗り色> 全体を塗装した後にマーキングをすると、下地色によっては綺麗に発色しないことがあります。 マーキング部をマスキングして本塗装をするなど、塗装の順番を先に検討すると良いでしょう。 |