２８．計器盤の製作

　＜パソコンを使って計器盤を製作する方法＞

	コードロンシムーンン（1/32）の例です。　①計器盤の写真やイラストを流用してパソコンのExcel上に計器盤を作成します。　縮小すると計器の線や文字がつぶれるため、細い線は太く修正します。　私は、ペイントツ―ルで計器を作成して、Excelで計器盤に貼り付けて縮小印刷しています。
	②計器のガラス面の奥行きを出すため、２枚重ねにします。また、計器のガラス面が反射するようつやありの写真用紙に印刷した上にマット印刷して孔を空けた計器盤を重ねます。
	③重ね合わせて計器盤の完成。
	④機体に取り付けた状態。
	すべてパソコンで製作した例　　　 DH.90（1/32）

＜アクリル板などで製作する方法(1/50)＞

	①計器盤用の板（後板）を準備します。　材料は、極薄のアクリル板などを使用し片面に黒塗装する。（感光したネガフィルムでも良い。） ②前面パネル用の板（前板）を準備します。　薄板の穴空けは綺麗な円にならないため、1mm透明アクリル板を使用。計器の穴をあけた後、サンドペーパーで0.2～0.3mmに薄く削る。
	③後板の塗装面に前板を裏返して重ねる。 ④計器盤を後から針で引っ掻いて目盛りや針を描きます。
	⑤傷を付けたところへ白を塗ります。（前から見ると目盛りや針が白くなる。） ⑥前板を塗装してから、後板を接着して完成です。完成後、光を反射させて見ると、ガラスを入れたように見えます。

＜木製計器盤の例(ローナーT 1/32)＞

木製の計器盤に穴を空けて、裏に写真用紙に印刷した計器を貼り付けています。
黒い枠は、0.28mm針金をドリルに巻き付けて丸くして塗装しています。

＜AD.フライングボート(1/32)の例＞
計器の枠に0.28mm真鍮線を使用