20.プロペラの製作

INDEX

<木の削り出し>

・ 胴体を削るのと同じように、先ず正面形
  を削り、次に側面形を削り、最後に立体
  的にねじりを削り出します。

・ 一枚づつ削るときは、針金でつくるとき
  も同じですが、長い棒から削り出し塗装
  完成後に切り落とすと取り扱いが楽に
  できます。

<アルミ棒のたたき出し>

・ 園芸用の柔らかい針金(4mmΦ)が最適で
  すが、5mmΦのアルミ棒を焼きなましして
  も使えます。
・ 細い針金から叩き出すには限界があるため、
  太めの針金を選び、根元を削って細くする方
  法が良いでしょう。

 @金属の台上で小さいハンマでたたいて
  延ばす。
 A外形をやすりで削る。
 Bペンチでねじりを付ける。
 Cやすり/サンドペーパーで仕上げる。
 Dやせずぎたときは、パテ盛りして仕上げる。
 E塗装(下塗り、上塗り)
 F切断 

<木製プロペラの製作例>



 中心部の円形を綺麗に残すためワッシャーを貼り付けて削ると良い。


 外形を荒くナイフで削った後、板に貼った荒い
 サンドペーパーで形を確認しながら削って行く。

 最後に穴に軸を通して回転させ、重い方を削って偏りを無くす。
 ワッシャーは、そのまま残しても良い。          

<無塗装プロペラの例>

 無塗装のプロペラの場合、色違いの薄板を瞬間接着剤で積層すると良い。


<アルミ製プロペラの製作例>
写真はコードロン・シムーン1/32です。      



<木製4枝プロペラの作り方>
 DH.4A 1/32の製作例を紹介します。

 継ぎ目の強度を持たせるように、継ぎ目が覆われるように交互に重ねて貼ります。


 瞬間接着剤で積層


 プロペラ形状のプレートを作って形を揃える


 中央にワッシャを貼り付けて外形を削る


 形を確認しながら形状を削り出す。ワッシャが有ると削り過ぎず綺麗に削れます。


 ステイン塗料を塗って竹べらなどで擦ると艶が出ます。更にクリアを吹く。