14.カウリングの製作
INDEX
・ カウリングは胴体と一体で削り、外形が出
来上がってから切断します。
・ 切断すると、のこぎりの歯の厚さ分だけ全
長が短くなります。ですから、気になる人
は、木取りの時にその分だけ長く作ってお
きます。
・ ほぞで半割りにする場合は、接着前に切断
すると内側が削り易くなります。
・ 丸刀で粗削りして、サンドペーパー仕上げ
分を残し接着します。
・ 接着してからサンドペーパーで内側を仕上
げます。
・ 半割りにしない場合は、ドリルで穴あけし
て、丸刀で削ります。
<四式戦疾風の例>
カウリング後方からの写真です。
<<ビュッカー・ユングマイスターのカウリング製作例>>
<完成写真@>
エンジンヘッド部が膨らんでいることと、胴体とのすき間が
大きいため、塩ビ板を絞って製作しました。
<完成写真A>
<製作工程@ 型の製作>
人工木材を使用して木工旋盤で削りました。下の写真が完成状態です。
<A 塩ビでカウリングを絞って製作>
カウリングは実機と同様に3分割で製作して、エンジンヘッドの膨らみを
別部品で作って接着しました。接着は位置固定が早く出来るボンドG17で
接着後、エポキシ接着剤を盛って接合部を滑らかにしました。
<B カウルフレームの製作>
真鍮線でフレームを製作、カウリングを絞った型を利用して前後の円形
フレームの位置を固定して前後の直線のフレームを先を曲げてハンダ代を
大きくして2本を接合。(3本目はエンジンを入れた後に取付けます。)
<C カウリングとフレームを仮合わせ>
<D サーフェーサー塗装>
サーフェーサー塗装後、凸部周囲を滑らかに仕上げているところです。
<E 出来上がった部品>
<F 胴体に接着>
プロペラシャフトを通してエンジンとカウルフレームの位置決めをした後、接着。
3本めの前後の直線フレームを取付け、補強のためエンジンとカウルフレーム
をスペーサを入れて接着。
<G カウリングを塗装して結合>
カウリングの取り付けはボンドG17を使用。接着部の両面に出来るだけ少量を
塗布して接着。はみ出した接着剤はピンセットで除去しました。
<H つなぎ目のカバー製作>
カウリングつなぎ目のカバーをアルミテープを切って、塗装、接着して完成。