フォルダ内のファイルについてファイル名を一度に取得したり、取得したファイル名を読み込んで1つにまとめたり、取得したファイル名を読み込んで一括変更するような処理について解説します。
たとえば、毎日差分ファイルを作成しておいたデータを月別にまとめたり、都道府県別に作成したデータをまとめて、日本全国版を作成するなどが想定されます。
このような作業を行う場合、Windowsでは、1つ1つファイルを開いて、すべてを選択してコピーした後、新たに作成したファイルに次々と貼り付けることになりますが、単純作業のため、ファイルの数が増えるほど二重に貼り付けてしまったり、コピーし忘れたりすることがあります。このようなことを防止するには、コンピュータに自動処理させるのが最も賢明な方法です。
ここでは、フォルダ内のファイル名をすべて出力しておき、必要なファイル名だけにした後、ファイル名をもとに入力ファイルからデータを入力し、出力ファイルに追加出力する方法を解説します。これにより、複数のテキスト・ファイルを簡単に1つにまとめることが可能になります。
「3-3-1.フォルダ内のファイル名を出力する」では、特定のフォルダを指定したとき、そのフォルダ内のファイル名をすべて出力する方法について解説します。「3-3-2.フォルダ内の複数のファイルをまとめて、1つのファイルに出力する」では、そのファイル名をもとに入力ファイルを読み込み、1つのファイルに追加出力していく方法を解説します。また、「3-3-3.フォルダ内のファイルについて一括変更をする」では、そのファイル名をもとに入力ファイルを読み込み、一括して置換処理を行う方法を解説します。Perlでは、ファイル名が変数でも入出力可能である点に注目してください。
ディレクトリ内のファイル名を出力するスクリプトについて解説します。
ファイル名を入力データとして、ファイルを入力し、1つのファイルに統合するスクリプトについて解説します。
ファイル名を入力データとして、ファイルを入力し、一括して置換処理を行うスクリプトについて解説します。