夕方、「おしまこ」にも歌われている「田名部川」のほとりで、山車は昼の顔から夜の顔へと変わっていきます。
垂れ幕がすっかりとられ、木の枠組みが見えます。この山車の一階部分に、お囃子をする「乗子」が数人乗ります。二階の中心にいらっしゃるのは、「猩々山」の神様です。
一階部分に夜用の幕が張られます。二階には鶴の模様の「額」
(絵灯籠のようなもの)がかけられました。
一階の垂れ幕の前に、新しく描かれた額がかけられました。
一階部分、亀の模様の額がかけられました。「猩々山」と書かれた額も乗りました。空がだいぶ暗くなってきましたね。さあ、もうすぐです。

点灯。どうです、美しいでしょう。昼の顔とは全く違った美しさがありますね。
お色直しが済んで夜の運行が始まるのが7時頃ですが、郷社に入るまでの約一時間、ちょんまげやアフロヘアのかつらをかぶったり、鼻付き眼鏡や変な化粧をしたりした若衆が、物凄い盛り上がりを見せます。若衆による特別な出し物も披露されます(東京堂付近、ジョルノ付近、ダイエー付近等)。
もしかしたら義勇組だけのことかもしれませんが。