猫様ご乱行
 矢頭墨由はどこにでも居る普通の高校生だ。いや、正確には普通の高校生だと思っていた。それが偶然にも黒猫との出会いで自分が普通ではなく、非日常がすぐ傍にある事を知るのだった。
 かと言って、すぐにそんな非日常に対応できるはずも無く、墨由の性格から言っても、そんな事実を聞かされても慌てるどころか冷静すぎるほど冷静だった。まあ、墨由にしてみれば慌てる事も無いのだろう。それほどまでに墨由は鈍いところがある。
 だからと言ってそんな墨由に何時までも通常の日常が送れる訳が無く、異変は少しずつ姿を現して行き、最後にはとんでもない事に巻き込まれていくのだった。
 そんな墨由に呆れながらも自分の使命を全うする水山音羽、墨由の名称恋人関係恋人未満の樺原撫子、それに黒猫やら妖怪やらを巻き込みながらも、墨由は非日常を日常へと変化させていくのだった。
第一章
日常
第二章
妖描
     第三章
大して変わらない日常
第四章
夜雀
   第五章
二人っきりの休日
 第六章
御堂神菜
 第七章
暴走特急
 第八章
戦闘開始
 第九章
神降ろし
     第十章
血統家宝 神魔斬滅刀
エピローグ