2025年 7月山行 山行記

筆者 J・O (2年生)

7月20日(日) <1日目>  晴れ

 1日目の始まりは高尾駅集合だった。遅れる部員はいないか心配したが、全員時間内に集合することができ、安心した。普通列車に長いこと揺られ、韮崎駅に着いた。そこからは、タクシーを利用し、瑞垣山荘へと向かった。1時間ほどで山荘に到着し、各自昼食や準備運動をしたのち、出発した。

 1本目はゆとりのあるペースで歩いた。途中、ルートの選択で止められることもあったが、予定通り1本で富士見平小屋まで進むことができた。

 富士見平小屋で時間内にテントを設営したのちに、サブザックに切り替え、瑞牆山を目指した。天鳥川を過ぎてからは急な登りが続き、先頭がペースを落とすように指示されることもあった。

 瑞牆山の山頂の眺望は素晴らしく、遠くには南アルプスも見えた。山頂で休憩と記念写真を撮影して、富士見平小屋を目指し、山頂を出発した。

 4本目は複雑な岩場の下りだったため苦戦してしまったが、それに比べて1年生は速いペースで下れていて、非常に驚かされた。

 5本目では少しアップダウンがあったものの、30分で富士見平小屋に着くことが出来た。

 夕食の準備に使用したテーブルとベンチが若干傾いており、珍しくスタビライザーが活躍した。

 肝心の夕食だが、調理のカレーの方は上手にできていたが、炊飯でチタンの鍋を使ったためか、通常とは異なる独特な臭いを発してしまっていたので、次回以降の反省事項として、普段通りのアルミの鍋を使おうと思った。

 ミーティングの際の反省では、歩行の際のルート選択と炊飯に関することが挙げられたが、基本的に予定通りに行えたので、比較的良かったと思った。



7月21日(月) <2日目>  晴れのち曇り

 朝3:30に起床し、朝食であるチキンラーメンの準備をした。2年生3人が入ったテントの方ではテントから出てくるのが遅れてしまい、結果的にテント撤収が遅れてしまった。

 昨日と同様に、1本目はペースを落として歩いた。登りが続き、自分にとっては比較的良いペースだった。

 2本目の途中からは森林限界を超え、景色を楽しみながら登ることができたが、先頭のペースが少し早く、困惑してしまった部員もいた。また、岩場で2年生が指に擦り傷を作ってしまい、絆創膏を使っていた。

 金峰山山頂では、周囲の山などを見渡せる素晴らしい眺望となっていて、これは非常に価値のある経験だった。

 記念撮影をしたのちに、少し下ったところにある金峰山小屋で昼休憩をとった。昼食はロールパンで、ジャムやはちみつもあったので、飽きることなく食べることができた。

 下りのペースは部員全員が順調に進めるほどで良好だった。5本目を過ぎてすぐに林道のダートの道が出てきて、そこからは長い林道歩きとなり、その影響で私含めた数人は足が辛かった。

 最後の休憩は金峰山荘で取った。そこからは、アスファルトの舗装路に出てしばらく歩き、12:37に川端下のバス停に到着し、解散式を行った。

 今回の山行では、テントの撤収が遅れたことや、炊飯での判断ミスなどの反省点が挙げられたので、夏合宿に向けて改善していこうと思った。気の緩みが原因であるものが多いので、出発前の準備と当日の行動、どちらも怠らないようにきちんと山行に取り組もうと思った。


《「稜線」第46号(2025年度)所載》


瑞牆山荘から瑞牆山を望む 瑞牆山に登る

瑞牆山山頂から金峰山を望む (手前は大ヤスリ岩) 瑞牆山山頂

 
 
 金峰山への登りの途中から南アルプスを望む
左は、聖岳、赤石岳、悪沢岳、荒川岳。中央は、農鳥岳、雲がかかった間ノ岳と北岳。右は、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳。
   
   
金峰山への登り  金峰山山頂 


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