2024年 7月山行 山行記

筆者 R・E (2年生)

7月22日 (月) 晴れ一時雨

 今回の山行は、21日と22日に登る予定であった。しかし、1年生がパンとチキンラーメンを持ってくるのを忘れたことで1日延期になってしまった。このようなことをなくすためにも、買い出しの反省をしっかり行うべきだと思った。

 1日目は西武秩父駅に集合した。皆、前々回の反省を生かし、遅刻するものは現れなかった。タクシーで三峯神社まで向かい、そこから歩き始めた。

 最初の1本はペースを落として歩いた。1年生がここでバテると、これ以後の行程が大変になると判断したからである。

 2本目や3本目はずっと登りであり、皆疲れているのが目に見えた。1本目のペースを落としておいてよかったなというところと、もう少しパーティー全体の体力を上げなければというこころが反省点として挙げられた。

 お清平での昼休憩はパンを食べた。やはりパンは評判が良く、食べやすい昼食として適していると思った。

 昼休憩以後は緩やかな登りが続き、特に問題なく、雲取山荘に着くことが出来た。テントの設営も上手になってきており、15分ほどで完了することができた。

 夕食のカレーの準備をしている時に突然豪雨が降ってきた。急いで屋根があるところにコッヘルを移し、調理を続けた。トラブルがあった割にはカレーはよく出来ており、咄嗟のトラブルに対応する力も必要だなと思った。

 夕食後のミーティングでは、食料に関する反省が主であった。直すべきところが多い1日目であったが、予定通りに進まなかったことはなかったので、そこは良かったと言えるだろう。



7月23日 (火) 晴れ

 朝の3時半に起きたのち、みんなで急いで朝食を作り始めた。朝食はチキンラーメンであり、特に問題なく作ることが出来た。テントの撤収にも時間がかかり過ぎることがなく、前回、前々回と比べても、行動面での成長が多く見られた。

 最初の雲取山までの登りは、1日目と同じ理由で、ペースを落として登った。山頂の景色は絶景であり、これから歩く稜線や富士山などが綺麗に見えた。

 雲取山から北天のタルまでは、登り下りが多く、とても辛いコースであった。1年生はもちろん2年生も疲れが見え、ここは難しいコースであると思った。

 飛龍権現に着いたのち、またパンでの昼食をとった。今年は毎回パンで昼食を済ませていたが、夏合宿はそうはいかないため、食料計画をしっかり立てなければいけないと反省した。

 飛龍山の往復が終わった後、禿岩まで景色を見に行った。周りは山ばかりで、絶景を見ることが出来た。1年生も景色に驚いており、彼らの取って良い経験になったと思った。

 飛龍権現からの下りは急なところが多く、サオラ峠を過ぎたところで1年生の1人が足を傷めてしまった。絆創膏を使用してすぐ出発したが、足を痛めてしまった原因に私がペースを上げ過ぎたこともあると推測できたので、もう少し考えて歩かなければいけないと思った。

 最後の休憩のところで、私は立ちくらみを起こしてしまった。時間に余裕があったため、いつもより長く休憩をとってもらい、完全に回復した後に出発した。

 舗装路に出て、15時20分に丹波山村役場バス停に着いて、山行は終了した。

 今回の山行では、道を間違えたり、ペースをしっかり作れなかったりと、CLとして至らないことが多かったと感じたので、夏合宿ではそこを直していこうと思った。全体的に山行以前の準備での反省が多かったため、次回以降では準備をしっかりして、山行に臨んでいこうと思った。


《「稜線」第45号(2024年度)所載》



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