2024年 6月山行 山行記
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筆者 K・O (2年生)
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今回の山行では三頭山に登った。去年は新歓山行で登った山ではあるが、今年は人数が少なく、1年生の負担も大きいため、6月山行で登ることになった。
6月15日 (土) 曇り
前回の山行の反省を踏まえ、集合時間よりも早く集まることができた。
電車でのトラブルは特になく、川井駅に着いた。前回の山行と変わり映えしない景色であったが、一点だけ都知事選の選挙ポスター掲示板が置かれているのが目についた。
そのままキャンプ場に行き、テントを張る。ポールの数を勘違いするミスのせいで少々遅れたが、20分以内に設営をすることができた。夏合宿までに「15分以内」にしたいため、より連携をとる必要があると思った。
去年と違い、気象係がいないため、夕食までをゆったりと過ごし、牛丼を作り始めた。新歓山行での反省から1年生も炊事に集中できていて良いと思った。
牛丼は問題なく完成し、ミーティングを行なった。特に反省事項はなく、問題なく1日が終わったため安心できた。
19時30分に就寝。
6月16日 (日) 雨のち曇り
3時半に起床し、朝食を作り始める。前日の予報通り、雨が降っていて、少し気が滅入った。
朝食の棒ラーメンは上手くできたが、最初に盛り付ける際にスープを入れ過ぎてしまい、後の人は油そばになってしまっていた。この点は反省し、次回からは適切な量のスープを分配したい。
テントの撤収は時間以内にできたが、1年生が荷物をまとめるのに時間がかかっていた。これは次回への反省事項だろう。
川井駅で5時48分の電車に予定通り乗り、奥多摩駅6時5分発のバスに乗ることができた。川井駅で待っている間に雨が止んだため雨具をしまったが、目的地である深山橋に着いた時にまた雨が降り出したため、また雨具を取り出す羽目になった。
記録を取り、歩行を開始する。去年も歩いた道を歩き、まるで登山道に見えない登り口から登山道に入る。途中、何度もペースが早いと言われたが、誰も脱落せずに1本目の休憩に入った。(去年の6月山行では脱落者がいた)
去年も通った道ではあるが、ヌカザス山までの急登は雨が降り、滑りやすくなっていたのもあり、とてもきついものであった。雨具のせいで熱がこもり、汗だくになりながら、2本目の休憩を取った。
三頭山までは特に問題なく進んでいったが、コースを外れ、三頭山に直登するルートを少し進んだため、引き返すことがあった。
三頭山には由来通り三つの山頂があるが、今回は中央峰に登った。空は曇っていて、とても良い眺望とは言えなかったが、ここまで登った達成感を得ることができた。
そのまま三頭山避難小屋に進み、そこで昼食を摂った。バターロールは食べやすく、カロリーもあるため、このまま定番の昼食にしてもいいと思う。
昼休憩を終え、避難小屋から出ると、開成高校の山岳部が何かの作業をしていた。こちらの部活の3倍程度の人数がいて、羨ましい限りである。
下りに関しては危なげなく進み、特に怪我人が出ることなく、西原峠までコースタイム通りに進むことができた。
西原峠から少し歩いたところで、太陽が出たため、帽子を被る。前回の反省からしっかり帽子を持ってきていたので、それを使う機会があってよかった。
特に問題なく進み、車道に出て、道なりに進んで、数馬バス停に到着し、解散式をした。
今回の山行では、前回の反省をしっかり改善できていたため、このままパーティを成長させていきたい。
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《「稜線」第45号(2024年度)所載》
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