2016年 6月山行 山行記

筆者 R・M (2年生)

6月4日(土) 〈1日目〉 曇り

 今回の山行は例年通り(といっても昨年は例外であったが)鷹ノ巣山に登った。2年生のNが初めてCLを務め、今回から新たに2年生のBが加わった。高校では今まで帰宅部だったそうだが、練習を見る限り体力面で心配する必要はなさそうであった。

 予定通り13:00に上石神井駅に集合する。今回は1年生のKとOがそれぞれ家庭の事情と体調不良で参加しないことが確定していたが、前日の夜になって1年生のHがどうしても外せない家庭の用事が出来てしまい、やむを得ず不参加になった。結果、先生を含めて9人という、前回と比べて大分小規模になってしまった。

 奥多摩駅に予定通り15:08に到着し、氷川キャンプ場に15:19に到着。テント張りは、前回の反省を踏まえ1年生に立て方を改めて教えておいた甲斐もあって、11分という好タイムを記録することが出来た。

 その後、予定通りに天気図を記録し、15:45にはコメの給水を開始。16:30に調理を開始し、17:15に夕食をとった。今回のメニューはきのこカレー。美味しくできた。(これは些細な事なのだが、カレーが辛口だった。次の日のためにも重要な夕食なので、辛い物が苦手な人―今回は私だけだったが―のことも考えて用意すべきだと感じた。)

 18:00にミーティングを行い、少しの自由時間を過ごした後、19:00に就寝した。この日、氷川キャンプ場には結婚式を行っている団体がおり、キャンプファイヤーをしたりと大変騒がしかった(このため、天気図の記録をキャンプ場の駐車場付近の休憩所で行わざるを得なくなった)。このような理由から今回はA先生の計らいで、もともと余裕があった起床時間を1時間遅らせ、合計睡眠時間を1時間増やすことにした。事実、私は彼らの騒ぎで数度目が覚めてしまい、翌日はいつもより眠く感じた。我々がいることを知らないとはいえ、節度をわきまえて行ってほしいものである。



6月5日(日) 〈2日目〉 雨のち晴れ

 翌日、予定通り4:00に起床し、各テントで朝食の棒ラーメンを済ませた。先生の移動もスムーズに完了したのだが、残念なことに雨が降っていた。今日の行程に一抹の不安を感じつつも、5:20に撤収を開始。かかった時間は20分で、雨の時にしては素早く行動できたのではないかと思う。

 5:50にキャンプ場を出て、奥多摩駅に到着。準備体操を行い、6:27のバスで東日原バス停に到着し、6:54に登山を開始した。

 7:44に一本目を終了し、休憩。初CLのNが少しスピードを出しすぎてしまうことが多々あったが、部員みんなで声をかけるようにし、ペースを保てるようにパーティ全体で努力した。7:54に再び歩き始め、8:45に二本目を終了し、休憩。8:55に再び歩き始め、9:44に三本目を終了し、休憩。この頃になると雨もやみ、山頂ではいい景色が拝めそうだった。

 9:58に再び歩き始め、頂上には長めの一本で到着する予定であったが、山頂を前に少しペースが速くなってしまったのか、Bが消耗してしまい、私もかなり疲弊してしまった。見かねたNの提案で、山頂目前ではあるが10:44に5分程度の短い休憩を取り、10:49に歩行開始。頂上に10:56に到着した。

 早朝からの雨も完全に止み、曇ってはいたが、前回の三頭山よりは遥かに良い眺めが見られた。集合写真を撮り、11:03に昼食のサンドイッチをとった。前回の反省からフルーツ缶の買い忘れがないようにした。パンとハムが、もともとの包装の都合上とHの不参加によって余ってしまった点を除けば、特に問題なく昼食を済ませられた。その後、11:35に頂上を出発した。

 11:56に水根山分岐を通過したところでBの足がつりそうになり、今後の行程を考慮して、BをA先生の付き添いでエスケープさせることに決定した。初めての山行が今回の鷹ノ巣山だったので無理もない。12:17に城山を通過、12:26に四本目を終了し、休憩。12:36に再び歩き始め、12:42に将門馬場合流地点を通過。

 13:00に六ツ石山分岐を通過し、13:25に三ノ木戸山分岐に着いたところで五本目を終了し、休憩。CLのNがゆっくり歩いたにもかかわらず、六ツ石山分岐から三ノ木戸山分岐までの時間がコースタイムを大幅に下回り、1時間10分のところを25分で来てしまうという事態が起こったが、原因は不明である。

 13:35に再び歩き始め、14:24に六本目を終了し、休憩。14:34に再び歩き始め、14:47に稲荷神社を通過。14:58に林道に降り、15:15に羽黒三田神社を通過。休憩を取らずに15:37に奥多摩駅に着いた。ここでも再び三ノ木戸山分岐から奥多摩駅に到着するまでに正規コースタイム2時間10分のところを1時間40分で歩いてきていたことが判明したが、原因不明である。

 エスケープルートを通っていたBとA先生とも無事に合流し、反省会を行って解散した。

 今回の山行は全体的に順調で、参加人数は少なかったが、大きな怪我なく終えることが出来た。特に2年生の初CLを務めたNは、最初こそ慣れない様子であったもののパーティ全体の様子を見つつ進むことが出来ていた。7月山行に向けて練習を重ねようと思う。


《「稜線」第38号(2016年度)所載》


氷川キャンプ場 (下流にある吊り橋から) 稲村岩尾根の登りで

鷹ノ巣山山頂を発ち、石尾根を行く 石尾根を下り、氷川の町並みを望む

鷹ノ巣山山頂にて



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