2012年 冬季山行 山行記

筆者 N・M (1年生)

12月18日

今回の山行は、先生の引率は無しで先輩2人と1年生5人の計7人のパーティーであった。今回は日帰りということで、あまり高くない山である笹子雁ケ腹摺山に登ることとなった。当日は積雪が予想されとても寒い可能性があるという話だったが、むしろ厚めに着ていた服を脱がなければ暑いくらいであった。

まず、笹子駅から笹子雁ケ腹摺山山頂を目指した。しかしアクシデント発生。正規ルートが分からなくなり、迷ったりしてしまった。しかし、先輩方の指示の通りにいくと、正規ルートに辿り着くことが出来た。もしも1年生だけで行っていたら100パーセント道に迷いかなりの無駄な時間が過ぎたことだろう。

正直言ってペースは早かったと思われる。なにせ1時間20分かかるコースを50分で行ったりと、かなりのハイペースだったからである。

そうして、笹子雁ヶ腹摺山山頂に到達した。そしてそこで昼食とした。ガスの影響か景色はそれほど綺麗ではなかったが、空気は澄んでいて、とても清々しかった。

30分ほどの休憩を済ませ、次にお坊山を目指した。お坊山に行くまでには急なアップ・ダウンが2回あり、登山が久しぶりの我々にとってはかなり堪えた。日頃の練習の重要さを思い知ることとなった。そうしてお坊山山頂に到着。ここまで登ればあとは下りで、気が楽だった。

休憩を終え、大鹿峠を過ぎ、景徳院へ下った。先日の雨のせいか、地面は緩んでいて、ほとんどのメンバーが滑っていた。さらには、滑った反動で掴んだ木が腐っていて、根元から折れたり、真ん中から折れたりと、重ね重ね不運な人もいた。景徳院までの下りはそんな感じでかなり危ない下山だった。一瞬の気の緩みが大きな怪我につながることを再認識した。そして日常生活も見直すきっかけにもなった。

景徳院まで下り、甲斐大和駅まで下った。この道はかなり整備されていて歩きやすかった。甲斐大和駅に到着し、解散した。

今回の山行で学んだことは、気を緩めないこと。気の緩みが大怪我につながりかねない。あと、道に迷わないためにも日頃から地図を見て、道の確認をしておくことである。


《「稜線」第35号(2013年度)所載》


笹子雁ヶ腹摺山山頂から白峰三山
(左から、農鳥岳、間ノ岳、北岳)
笹子雁ヶ腹摺山山頂から富士と笠雲

笹子雁ヶ腹摺山山頂にて 笹子雁ヶ腹摺山付近から
お坊山
(右)に続く尾根を望む



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