2011年 秋季第2回山行 山行記
|
筆者 Y・I (2年生)
|
|
前回の山行から2週間。今回は部に入ってから初めてのCLでの山行ということでやや緊張していたが、天気は悪くないようなので眺めに期待して大菩薩に向かう。
11月12日 〈1日目〉 晴れ
学芸発表会が終わった後、急いで上石神井駅に向かう。12:56発の電車に間に合って、ほっとする。そのあとも順調に電車を乗り換え、予定通りに塩山駅に到着。そこからはタクシーに乗って福ちゃん荘へ。
幕営地には我々のほかに2組ほど高校生と思われる集団がいた。彼らも明日、大菩薩嶺に登るのだろうか。
夕食は、鍋であった。寒い季節にはピッタリである。体もテントの中も温まったところでミーティングを行い、20時には就寝した。
11月13日 〈2日目〉 晴れ
4時に起床。他の高校生のグループはもうテントを片づけ出発の準備をしているようだった。朝食は昨日の鍋の残りに麺をいれたうどんである。体が温まったところで撤収に入る。撤収後、準備体操をし、ついに出発である。しかし私は初めてのCLなのでかなり緊張していた。
登り始めは、まだ暗かったのでヘッドライトをつけて登っていった。1本で大菩薩嶺の頂上に。写真を撮った後、雷岩まで戻ると素晴らしい景色が広がっていた。これだけで来た甲斐があったと思えるほどのものである。
天気がいいという予報だったからであろうか、大菩薩峠周辺では大勢の人とすれ違った。
石丸峠で休憩した後、また1本で榧ノ尾山に着いた。そこで昼食にする。
メニューは肉まんとあんまん、コーンスープだった。ふかした肉まんとあんまんは、ほんのりと温かく、とてもおいしかった。体が温まったところで出発する。
延々と続く牛の寝通りの紅葉はやや終わりに近づいているようだったが、それでも残っているところは綺麗だった。その後もほぼ順調に進み2本で小菅のバス停に着く。念願の11:55発に間に合うことができてよかった。これに乗れないと約4時間待つことになる。
バス停で解散式を行い、奥多摩駅からJR線に乗って帰る。今回の山行はあまりハードなものではなかったが、電車の中で私は少し充実感を覚えていた。
|
《「稜線」第34号(2012年度)所載》
|
|