2007年 新歓山行 山行記

筆者 K・K (2年生)

5月19日 〈1日目〉

 1年生が入部して初めての山行は、大菩薩である。1年生はデカいザックを背負って山に行くのが初めてだが、私も今回が2回目なのだ。ちょっと心配だったが最終的には、登りは1時間しかないし、と思って安心して臨めた。

 上石神井に無事に集合し、塩山に向かう。途中国分寺での乗り換え時間が3分しかないことに気づき、予定を変更した。その影響で福ちゃん荘の到着が30分ほど遅れたので、テントを建ててからすぐに夕食の準備が始まった。

 デカいザックの山行が2回目なのと同時に、山で米を炊くのも1回目である。まあ極端にミスりはしないだろうと油断していたら、ちょっとヘッドの向きをこちらに向けようとしたときにコッヘルを倒してしまった。秋一と同じようにまたA先生から予備の米を受け取ることになってしまい、恥ずかしかった。

 周りには大学生がたくさんいて、かなりかわいい女の人も1人見かけた。そのあとはちょっと芯が残っていたので水を足したりして無事に炊き上がった。カレーの方もかなり美味そうにグツグツいっていた。狭いテントの中で美味しいカレーライスを簡単に食べ切って、反省会をしようとしているところにM先生が到着した。

 反省会をして、後片付けをして、19:30就寝で一日目は終了。



5月20日
〈2日目〉

 前日は大学生がうるさくて眠れなかったが、朝起きるとすでに大学生は活動を始めていた。元気だなーと思った。早速うどんを作って、朝食を食べて、テントを撤収して、準備運動をして、出発である。

 最初の1本で登りが終わってしまうなんて変な感じだなーと思いながら歩いていると、かなりきつくなってきた。途中1回息を整えるために止まったが、あとは一気に雷岩まで登った。雷岩では富士山がやたらきれいに見えた。休憩後ザックをデポって大菩薩嶺まで行ったが、かなりしょぼかった。写真を撮って紐を結びなおして、出発である。

 尾根歩きが続いて非常に気持ちよかった。気持ちよかったのに、途中で牛ノ寝に入ってしまったので、みんな眠くなってしまった。元気がないのでそろそろ昼食にしようということになった。菓子パンとコーンスープとパイン缶という夢の組み合わせだ。私は黒い服を着ていたので虫が寄ってきて大変だったが、パイン缶をたくさん食べて非常に満足した。再び歩き始めるのだが、やっぱり眠くなってしまった。そこからあとは2本ぴったしで小菅まで下った。

 バスの時間まであと2時間くらいあった。とりあえず反省会の後解散して、部員たちは小菅の湯まで登ることにした。これがけっこうきつかった。小菅の湯に着き、入浴して、かなりさっぱりした。帰りは奥多摩まで行くバスと連絡するバスが出ていたので楽だった。

 今回の山行は目立ったミスがなく、非常にいい感じの山行だった。先輩や先生に文句を言われるのはいやなので、これからもこの調子でやっていこう!


《「稜線」第29号(2007年度)所載》


雷岩から南を望む 雷岩から南アルプスを望む
(中央に、右から悪沢岳、赤石岳、聖岳)

大菩薩嶺にて 石丸峠付近にて


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