(10時間扱い中第10時)
∠A=90°の直角三角形の辺BC上に点Pをとり、点PからそれぞれAB辺ACに平行平行線をひいて、その交点をR、Qとする。PQの長さを求める決まりをみつけよう。なお、辺の長さが必要な時は文字を使って考えよう。
〇問題の条件から四角形AQPRは正方形である。
〇△QBPと△ABCは相似だから、相似の性質が利用できる。
〇PQの長さ=X とすれば、AQ=X である。
〇AB=a AC=bとすれば、PQ=X,QB=Xーa に対応する辺は、b、a。
各自で追究して解決する。
●問題のしくみが理解できない生徒には相似の性質に着目させ適切な支援をする。
○△QBPと△ABCは相似だから AQ=Xとすれば、対応する辺の比が等しいから、次の比例式が成り立つ。
X : b = (aーX) : a
aX=b(aーX)
aX + bx=ab
(a+b)X=ab
X=(ab)÷(a+b)
=(辺ABとACの積)÷(辺ABとACの和)
○ グループ で各自の考えを出しながら確認する。
一般化
△ABCの辺BC上に点P、辺AB上に点Q、辺AC上に点Rをとる。四角形AQPRがひし形であるとき、AQの長さは辺ABとACの長さの(積÷和)となることを証明しなさい。
○ ひし形だからAQ平行RP、AR平行QPなので、△QBPと△ABCは相似である。
・証明の仕方は初めの問題と全く同じである。