..漢語林
【空】クウ・ソラ
(@〜H略)I[仏]世の中のすべての物事は因縁によって生じる仮のすがたで,実体が無いということ。←→有ユウ〔色即是空〕
cf →『新明解』
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空
..新明解
そら【空】
[一]@〔自分が立っている所と違って〕手の届かない,はるかに高い空間。「―の旅」
Aその人が現在その中に身を置いている境遇。〔自分に関連して思い出す対象として言うこともある〕「旅の―・故郷の―〔望郷の対象としての故郷の方〕」
B〔移ろいやすいものと見た〕天候。「女心と秋の―・男心と五月の―」
C〔落ち着いているかどうかという観点から見た〕心の状態。「生きた―も無かった・うわの―」
D〔雅〕〔心・足・目などが空中に位置するために〕落ち着きを失い,そのものの用をなさない様子。「心も―に・足も―に」
E根拠の無いこと。「―〔=仮病〕を使う」 [二]@わざと・(偽って)そのふりをすること。「―とぼける」
Aそのように・見え(聞こえ)ながら,真実はそうではないこと。「―耳・―喜び B他人の―」
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