わたし流、バースプラン

どんなふうに、新しいいのち・・・・
           赤ちゃんをむかえますか?

2005年11月3日 「いいお産の日」のイベントが、滋賀県でも行われました。
<わたし流、納得お産を実現するために>の中で、健診時間の使い方やバースプランについて取り上げられました。

皆さんは、バースプランをご存知ですか?
聞いたことはあるけれど、具体的にどんなものかがわからないままだったり・・・
「もっと、色んなことを聞いていたらこんなことをしたかった」 
ということもよく耳にします。
私の住む長浜や彦根あたりでは、「私流・・・」という声がありませんでしたが、このイベントの後から、少しずつお母さんや赤ちゃん、家族の思いを盛り込んだバースプランを出される方が増えて助産婦の意識改革にもなりとても嬉しい限りです。

 でも、本来はお産は生活の一部であり、極自然ないのちの営みです。
 当たり前の自然なお産が、あたりまでない世の中になってしまい、
いかにも「自然なお産」が、特別のように思われる現代に戸惑いを感じます。
バースプランを書かなくてもいい、お産ができるようになることが一番いいですね。

女性の産む力、赤ちゃんが生まれたいように生まれる力があることを忘れている・・・。
いのちが、宿った時からお産への準備が始まっています。
いえいえ、その前からいのちの源「らんこ」は、準備しているのです。
 

では、一般的な記入例としてあげてみましょう!

入院する時期、入院した時
10分間隔になったからと言って急いで入院する必要はありません。
おしるしがあったからといって慌てて入院することはありません。
住み慣れた家で、好きな姿勢で過ごしてみましょう。
破水していなければ、ゆっくりお風呂に入って、食事をして・・・。

・浣腸はしたくない
・剃毛はしたくない
・内診は少なめに
・進行状況を詳しく説明して欲しい
陣痛中
・家族と過ごしたい
・自由に動き回りたい
・分娩監視装置を、つけっぱなしにして欲しくない
・楽な姿勢を教えて欲しい
・好きな音楽を聴きたい
・部屋は、暗めにして欲しい
・出産まで風呂に入りたい
・アロマの香りでリラックスしたい
・大きな声で話して欲しくない
分娩室で
・家族に立ち会って欲しい(夫・子ども、実母など)
・夫に陰部を見られたくない
・会陰を切りたくない
・できれば点滴をしたくない
・導尿したくない
・照明を暗くして欲しい
・楽な姿勢で産みたい
・赤ちゃんの頭に触れたい
・鏡で赤ちゃんが出てくるところを見たい
・大きな声で話して欲しくない
・ビデオや写真を撮りたい

出産後
・すぐに抱っこしたい
・カンガルーケアをしたい
・すぐにお乳を飲ませたい
生まれてからずっと一緒にいたい(母児同室にしたい)
・胎盤をみたい
・はじめての沐浴は、夫がして欲しい
・沐浴はして欲しくない
・臍の緒が付いた状態で写真を 撮りたい
・母乳で育てたい

生まれてからずっと一緒にいたい