海洋公園ダイビング
omiのダイビング史
2014年11月13日

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明日は、50/50ですが、もし行ってくれるなら特典があります(笑)
熱海で待ち合わせで、そこから運転。 夕食は奢ります。
見たことない、ハナダイを見せます(笑) 天気は良さそうですね。
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こんなお誘いメールが届く

日、火、木 一日おきの海ってきつくない〜
次の日曜日も、やっと日帰りツアーが上がったABCさんに参加したいと思っていたところ・・・

いつもお誘い頂いているバディさんの言葉
「行ってくれるなら」 『くれる』ですよ  
下手に出て、しかも夜ご飯までご馳走してくれると書いてあり 
余程  私を必要としている
ここまで言われては断るわけにも行かず、メールに気が付いたのは午後18時過ぎ
この時間でも間に合うのか即電話を入れてみる


AM7:30 熱海港待ち合わせ さかなやさんへ
海峡を確かめると、場所取りを終えてきたさかなやさん曰くベタナギ!!と
それを聞いて安堵
シークレットゾーンへ行くとずっとお誘い受けていたダイビングへのいよいよ挑戦
一歩を踏み出すダイブである

1本目 ブリマチ〜レッドカーペット

14リットル背負い 未知なるゾーンへの旅立ちに備える
相当な覚悟にてフライングでinしようともくろむと、さかなやさん
「私を追い抜かないように進んでくださいね」と。。。
釘を刺されてしまったかぁ〜と さかなやさんに寄り添うように水面移動

ヨ〜イドンのつもりで臨んだが・・・ なんとも今まで誰としたよりゆっくりな水面移動
しかも私以外の人は皆背面移動している。。。
あまりにもゆっくりペース過ぎて フィンがカチャカチャぶつかってしまうほど。。。
もう少し早く泳いで欲しいと願うほどのまったりさ
やっぱり水面移動はもうなんてことないかもね

プールより遥か過ぎたところまで泳いで潜降
ブリマチを目指して泳ぐ・・・が

これが斜めに 皆が鯉のぼりのように連なり 斜めにかなりのスピードで流されている
岸壁のような岩肌が下に見え、何時も見る砂地が右には見えず
かなり左からまっすぐにメガネ岩を目指しているのだろうとうかがえる
これは逸れたら 一人では帰れないぞと 真剣に久しぶりに感じワクワク

斜め 斜めの流れが 気持ちが良いような しかしこれだけ流れていると言うことは
帰りはどんな事になるのかなと予想が付く

この流れも斜めの為に、さかなやさんが根の上の岩岩を手で掴みながら移動を始め
皆もそれに従い 自分を固定するのが精いっぱいで景色を楽しむゆとりなど無い
やっと着いたと思われる ソフトコーラルと砂地とが広がるような景色が広がる場所に降り立つ
だらだら坂に降りる感じで 丁度大島の秋の浜のようなイメージ
そこをだらだらと落ちる

ライトで呼ばれて ダラダラと落ち、バディさんが上で何を撮っているかと覗けば、スジハナダイ
それでも下で呼ばれ ライトを照らされ
「チャンスチャンス」と叫ばれるが。。カメラが全く言うことを効かない

シャッターを押しても押しても押せず、 だらだら坂の頃からISO感度も真っ黒になったり
青光りしたり 
カメラが全く安定しない水深。。。
真っ黒になりながら、この時はもう無理 押せないと思い諦めその場を立ち去る
ダイコン見れば、
56.3m 
これが噂に聞く、未体験ゾーンの世界

どのくらいの深さで窒素酔いが始まるのかと色々考えだしたら、もう急に心臓がバクバクして来て
一人さっさと水深上げることに
アドレナリンがみなぎっているような訳わからない状態

あ〜〜 もう だめ〜〜 だらだらと下がった割に、上がるのは本当に必死
上げても上げても明るくなる様子も無く。。(笑)
必死に必死に それでも急がずゆっくり上げて、ダイコン見れば まだ「41m」
なんて深いのだ。。。。
辛すぎる〜〜と思っていたところに、ムギワラかと思えるエビを見つけテンション上がったが
後にオルトマンと写真判定にてガックシ

20m程度で一旦落ち着き、浅場のあのアゲンスト戻ると考えるとかなりエアを消費するだろうと予想され
ダイコンに従いながらもどんどん水深を上げることに

初めての距離にてどのくらいのエアでリターンできるのか不明
バクバクさと 高まる興奮で相当エアをかなり消費しているだろうと思い。。。
はて 皆のエアには余裕がどれくらいあるのだろうと。。。

皆で浅場に揃うと、両手で岩を掴み掴み、来た岩を移動

浅場を帰らないとエアが持たず  が。。浅場は逆カレント激流 うねうね
水深落とせば少しは楽に泳げど、エアの不安

後にさかなやさんログには
『浅場が修羅すぎる爆流となってまして、とんでもない状況でしたわー』
と書き込みがあるほど
一眼を二つ持参した若者君は
『IOPのかつて無い激流で死にそうになりました』と語り
バディののずっちも
『いやもうエアと流れを考えたらそれどころでは無かった』

皆同じような思いだったらしく。。。
勿論私は先頭切って返ったので、何て早く泳ぐのだろうと後ろのチームには思われていたようで(笑)

浅場に上がった私は余裕こいて、ヒトデヤドリエビを移動してとバディに持たせたり。。。
それどころでは無いって 突っ込み貰い

先降して直ぐの往路に見たオキタナゴの群れをみて、やっと戻れたことを知りほっとする
魚好きの為魚景色で往路を追い確認することも多い自分

オクリダシに戻ると 一眼を両手にした若者はエア切れでさっさと上がり
バディはひょっこり私の隣でオクト吸いだし
なんだあ 自分だけエアの消費が早いのかと思っていましたが。。。
後にさかなやさん「omiさんが無くなるころには皆もう脱落してますから」と言われた

こうして
初レッドカーペットを踏む
ところでレッドカーペットなるものは何だったのか
砂が川のように流れている景色のところがあり、そこをレッドカーペット目標景色と呼ぶらしい

それでも今日のカレントは泳げただけマシ
ラジャアンパットの激流アゲンストは泳いでも泳いでも止まる事しかできず 逆に押し戻される勢いの思い出
バリのカレントもこれ以上
海外での色々な経験が自分の糧になっている


▲イズハナダイSP(ヒノマル)
撮影出来ていないと思っていたカメラが暗く証拠だけを押さえ
結局自分だけがこの子をおさめられた状態 やった

▲ヒトデヤドリエビ

▲アカエビ?

▲ヒメテグリ♂  顔に青の筋が特徴
スジクロユリハゼ イズハナダイSP(通称ヒノマル) オキトラギス ホタテエソ ヒメテグリ ミヤコキセン
 オビテンスモドキ ヒトデヤドリエビ キビレヘビギンポ 



2本目 オクリダシ〜2ノ根
前日さかなやさんが捕獲しておいた秘蔵の稚魚
『フサカサゴ科の稚魚』この時点で同定不可能と言う子を、オクリダシに放ち、
皆で落ち着かせ、囲んで撮影して欲しいと依頼を受ける
水槽中のその子をみても 
少しも形に見えないような ゴミにも見えないような

チャラララララ〜ン
飛び出した稚魚ちゃん
浮遊を始めた時点で 全くカメラが認識しません
これは諦めかと思って眺めていると皆さんもその様子に やっと着底して頂き
撮影のチャンス

5mm程のその子は果たしてどこを向いているのか疑問〜〜
じっと見慣れてくると め めの点が見えます
スケルトンのヒレを広げている感じまで

正面からもしっかり狙ってみました
今日は秘蔵の稚魚を見せて頂けると聞き楽しみに来たのもあり、これだけで大満足

ダイコンを覗くとオクリダシで17分・・・
この後2ノ根に行くと言っていませんでしたか
エアを確認すると190
イケると確信するとGOがかかる

「2本目は浅場を行きますので。。。水深25m程度」とガイドさん
25m=浅場のショップの常連さん達っていったい


▲クダゴンベ

▲ヒメテグリ♀

▲シロタスキベラ幼魚
シロタスキベラ幼魚とペアになって泳いでいたナメベラ幼魚の方が珍種だったらしく
2匹撮影したフォトはシロタスキにピンが当たっていて、ガックシ
こんな時は何が珍しいのかを知っていることが大切と痛感させられる


▲オビテンスモドキ幼魚
サカサゴ科稚魚(不明) カミソリウオア クダゴンベ シロタスキベラ幼魚 ナメベラ幼魚 ホシテンス幼魚

いやいやそれにしても・・・
水深56.3m カエルアンコウ&ハナタツ情報も聞かず狙わない海洋公園
しいて普通の人と同じものを見たと言えば、カミソリウオのペアくらい
こんな海洋公園の楽しみ方があるのかと


ショップのカラーそれぞれ  狙う人それぞれ 集まる人それぞれ
最近本当に色々な趣向の方達と巡り合います

この2回でメガネ岩を初めてみて、メガネ岩を簡単に過ぎてレッドカーペットまで来てしまった
ちなみに。。。私は まったりが好きです

自分史を記録していると、もう921本らしく
ついこの前900本を迎えたような? このペースでどうする?

伊豆ダイバーを少し休んで月一で色々なところに行ってみたいように思うこの頃に
やっぱり伊豆は止められない!??