船を走らせるいや ほんと。。
10mも進んだかのうちに「ジンベイ」と“カール”
水面にジンベイの背びれ 2固体背びれがくるくる
「準備しましょう」「良いですか〜?」のカールの合図に一番に飛び込む
「どちら」と聞くと「あっち」とカール
「流れているよ〜」とカールは言うが全くの嘘
覗いた海は 真ブルー
水面を覗くと先からジンベイが泳いでくる
ジンベイはバンカーボートから撒かれるオキエサで餌付けされているため ボートに向かって口を大きく広げ、ここぞとばかりに飲み込む |
|
|
水流が目の前でジンベイの口の中に流れ込む
一瞬自分まで口の中に放り込まれはしないか・・・と焦る |
|
1匹に固執してみていると、口を大きく開けたジンベイの背景からまた別固体のジンベイが正面からやってくる
隣にジンベイ その向こうにジンベイ
はたと周りを見渡せば自分の後ろにも 足の下にも ジンベイ
ジンベイに囲まれている
バンカーボートの猟師は客にジンベイを良い向きで見せようと船の位置を変える
時には素足でジンベイの顔をちょいと移動 ”素足でジンベイに蹴り”
過ぎ去ったかと思うジンベイも直ぐにUターンして戻ってくる |
|
|
|
|
そうだ 潜ってみようとスキン
正面からくるジンベイにアタック
避ける様子が無くジンベイも突進
怖さもあったが最後はどうなるのかとその場で正面から待ち受けてみる
じっと待つと目の前でジンベイの方が仕方が無く方向を変え水面の餌へ
もうぶつかる距離 数センチ 隣にジンベイをゾクゾク味わう
|
|
|
|
かなり深く潜っている殿 |
|
|
更にどんと突かれ
「夫が何を呼んでいるのかと思うとジンベイの尾に蹴飛ばされた様子」
入り乱れるジンベイの大きさに、出来るだけ避けているのだが
数回はジンベイに蹴飛ばされた
マゾになった満足感
夫もひざを折り 自分をひねらせ縮こませ
必死にジンベイを避けながら近寄っている
こっけいな様である
全部で10匹以上お出迎えしてくれたよう
7〜8mの小さいものから15m以上の巨大ジンベイまで
あちらこちら 上から下から グルングルン 周ってくる
|
|
|
|
ジンベイの大きく開いた口の中にオヤビッチャも戯れ
フカフカと動く鰓のその様がまた凄い
泡を吹く景色も素晴らしく綺麗
尾を下に水面に垂直姿勢の縦ジンベイ
頭から胸までの形が”しゃもじ”のよう |
|
|
尾まではシュールに伸びている
腹面の皮膚がパフパフと動く
口の開閉と共にあばら骨?の筋が浮かび上がる
なんて素晴らしい光景を目にしているのかとうっとり
小さなコバンザメもジンベイと一緒に遊泳
猟師のバンカーに手を掛けさえてもらい、 その食い入る口を今度はカメラで収めてみる
2匹のジンベイ背景に更にジンベイ。。ジンベイ
気が付いたら真横にジンベイ
なんとも贅沢な時 贅沢な景色に酔いしれる
途中飽きそうになるが イヤイヤこんなチャンスに飽きたらイカン
飽きたそぶりを見せたら中止になると思い、隣に泳いでみたり スキンを繰り返してみたり
1時間ほど経つとカールがバンカーに上がったので「もう終わり」と聞くと 「後20分」と遊ばせてくれる返事
その頃になると他のお客さんも増える
しかし彼らはフィンを着用していないため遠くに泳いでくることは無い
そして調査をしていると証した人達が時々、イエローカードのような物を持って 寄りすぎると人に見せ始める
カールはあまり気にしない様子
だってこちらから故意に寄っているのではなく、
ジンベイの方から突っ込んでくるのでフィンが当たらないように気をつけるので精一杯なのだ
最後と思い、人だかりを避け、沖の方に泳ぎ行くジンベイと並んで泳いだ
「戻っておいで〜」とやはり呼び戻された
「どこまで泳いでいくのじっとしていても来るのに」と夫
普通に並んで泳いでみたかったんねん
キャーキャー興奮のときはあっという間に過ぎた
モルクル等のようにジンベイが通り過ぎTHE ENDは納得ができる
しかしまだそこに居るジンベイを尻目にこちらから立ち去らなければいけない
何とも惜しい気持ちにさせられた
欲深いものである
夕刻までジンベイはそこに生息しているらしく切りないが無かったようだった。。。
「ジンベイ初めて?」と聞かれ
アニラオ(尾だけ)、ドンソール、モルディブ、サウスレイテと遭遇 5度目か?
やらせ感もあり偶然遭遇とはちょっと異なる感覚だが、これほどまでに近くに寄れ、
瞳、口、模様を間近にじっくり観察できたのは初めての経験である
プランクトンを食するジンベイ生存でありながらブルーの海の透明度がまたとても素晴らしい
3時間半走ってくるだけの価値はありました
|
|