ビデオカメラ、デジタルカメラ等の光学サイズ
レンズ系のイメージング・デバイス側サイズで規定する。 レンズ直径が1インチだとしても
レンズ周辺部では図形ひずみ、光量低下が起こり実際には使えない。
Lが1インチ(25.4mm)で、Aが光学的歪がなく利用可能な最大範囲のとき、このイメージングデバイスの光学サイズを1インチという。 目安はレンズ受光面径の最大7割程度。

一般的にデジカメ等の光学サイズを見てみると、1/3インチ以下では対角長18mmで計算すると合うのですが、それ以上は少づつずれてきて1/2インチでは16mmで計算すると合うようになります。

光学サイズの例
光学サイズ
対角長
アスペクト比 (H:V mm)

(mm)
1:1
4:3
2:1
35mm フィルム(135)
43.3


36 x 24
APS
32.9
23.3 x 23.3

27.5 x 18.1
4/3インチ
21.5
15.3 x 15.3
17.3 x 13.0

1インチ
15.9
11.2 x 11.2
12.7 x 9.5

3/4インチ
12.3
8.7 x 8.7
9.7 x 7.7

2/3インチ
11.0
7.8 x 7.8
8.8 x 6.6

1/1.7インチ
9.0
6.3 x 6.3
7.2 x 5.3

1/2インチ
8.0
5.7 x 5.7
6.4 x 4.8

1/2.7インチ
6.7
4.7 x 4.7
5.3 x 4.0

1/3インチ
6.0
4.2 x 4.2
4.8 x 3.6

1/4インチ
4.5
3.2 x 3.2
3.7 x 2.8

1/6インチ
3.0
2.1 x 2.1
2.5 x 1.8

これは単なる目安で、実際にはメーカーにより、多少異なる。


歴史的に見ると、2/3インチサイズが世に出たとき(1980年代前半 )、国内各社の画素サイズが初めて一致しました。 これが一つの基準となったと思います。 ただ、1/2インチが出た時、なんで16mmから18mmに変わったかよく分かりません。
関連記事は、映像情報メディア学会誌2002年10月号の「てれびさろん」(NHK:江上著)をご参照ください。