愛染明王さん


愛染明王

衆生が仏法を信じない原因の一つに「煩悩・愛欲により浮世のかりそめの楽に心惹かれている」ことがあるが、愛染明王は「煩悩と愛欲は人間の本能でありこれを断ずることは出来ない、むしろこの本能そのものを向上心に変換して仏道を歩ませる」とする功徳を持っている。
愛染明王は一面六臂で他の明王と同じく忿怒相であり、頭にはどのような苦難にも挫折しない強さを象徴する獅子の冠をかぶり、叡知を収めた宝瓶の上に咲いた蓮の華の上に結跏趺坐で座るという、大変特徴ある姿をしている。
もともと愛を表現した仏であるためその身色は真紅であり、後背に日輪を背負って表現されることが多い。 また天に向かって弓を引く容姿で描かれた姿(高野山に伝えられる「天弓愛染明王像」等)、馬に乗る八臂像(日蓮筆「愛染不動感見記」等)、双頭など異形の容姿で描かれた絵図も現存する。
愛染明王信仰はその名が示すとおり「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどる仏として古くから行われており、また「愛染=藍染」と解釈し、染物・織物職人の守護神としても信仰されている。さらに愛欲を否定しないことから、古くは遊女、現在では水商売の女性の信仰対象にもなっている。
日蓮系各派の本尊(曼荼羅)にも不動明王と相対して愛染明王が書かれているが、空海によって伝えられた密教の尊格であることから日蓮以来代々梵字で書かれている。なお日蓮の曼荼羅における不動明王は生死即涅槃を表し、これに対し愛染明王は煩悩即菩提を表しているとされる。
軍神としての愛染明王への信仰から直江兼続は兜に愛の文字をあしらったとも考えられている。 (以上 ウィキペディアより)


愛染明王さん

愛欲は、仏教では悟りの障害ともみなされる事も多いのですが、愛染明王さんは、愛欲の煩悩を悟りへの道とします。
nekonekoBagの独断
愛は、最後に勝つ。
愛がすべての始まりなのです。


愛染明王のご真言は、
金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経 一切如来金剛最勝王義利堅固染愛王心品第二
Om maha raga vajro snisa vajra satva jah hum bam hoh
オン マカ ラギャ バゾロ シュウニシャ バザラ サトバ ジャク ウン バン コク
金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経 愛染王品第五
Hum taki hum jah
ウン タキ ウン ジャク
(以上 ウィキペディアより)

勝鬘院 愛染堂のホームページでは、
ウン・シッチ・ソワカ
勝鬘院 愛染堂のご本尊の写真もこのホームページに記載されています。
迫力ある写真が見れます。やっぱり秘仏なんですが、公開されている時もあります。

愛染明王さんのご真言では、「愛染様のご真言 考察」と云うホームページもあります。