キノコ王国は、たび重なるカメ一族の侵略を受けながらも、マリオの活躍で再び緑豊かな王
国へと立ち直った。マリオは、ピーチ姫とポテト王国のアンドレ王子との結婚式がすむまで、護
衛をかねながら王国にとどまることにしたが・・・。

　ある夜、姫の部屋から聞こえた轟音とキノピオの悲鳴にかけつけたマリオは、ドアを開けてそ
の不思議な事態に驚きの声をあげた。

　なんと、部屋の天井も壁もこわされることもなく、内部だけを破壊し尽くして、そこに巨大な岩
があったからだ。キノピオは、ただ呆然としてすわりこんでいたが、一緒にいたはずのピーチ姫
はどこにも発見されなかった。

　ハッと気がついたキノピオはこわれた部屋の様子を見て驚き、そしてピーチ姫が行方不明と
知って泣き叫んだ。なぜかその時のことだか覚えていないのだ・・・。

　どこかの魔物が何かの目的で、またしてもピーチ姫を連れ去ったに違いない。しかも、一部
の記憶を消し去り、巨大な岩を現わす妖術を持った大物だ。

　マリオは、連絡を受けてかけつけたアンドレ王子とともに、地上にある魔界のすべての情報
を収集したが、何の手がかりもつかめなかった。ピーチ姫は、この地上から消えてしまったの
か？それともすでに・・・。だが、思わぬところからピーチ姫の髪飾りを発見したのはキノピオだ
った。

　なんと城の庭にある大きな古木そばから見つけたのだ。まわりの土は新しく掘り返されたよう
で、しかもマリオが踏みしめると、たちまち崩れ落ちて深い岩穴が現れた。ピーチ姫はこの穴
から連れ去られたのにちがいなかった。

　この穴をたどっていけば必ず何らかの手がかりが得られ、ついにはピーチ姫の所へ行き着く
だろうとマリオは確信した。だが、地上魔界の全ての情報を集めれば、その網にかからない魔
物などいないはずなのに、一体どんなヤツが姫を奪ったのだろうか・・・。

　しかも、これだけの妖術を使う者だったらなおさらである。だが、推測を重ねる時ではない。
マリオは、一緒に行くというキノピオとアンドレ王子を思いとどまらせると、未知なる強敵からピ
ーチ姫を奪い返すため決意して、一人で穴の中へ入っていった。地下に向かって深く続く穴
は、明らかに何者かが掘ったものだった。だが、穴は途中から鍾乳洞のような地形となり、マリ
オは足を滑らすと思わぬ所へ落ちてしまった。

　

　この後、マリオは洞窟の中で３つの横穴を発見し、読者はいづれかの道を選択してゲームを
始めることになります。

感想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　評価：★★

　途中でマムという女性が登場するのですが、セクシーでいいです♪前回でも思ったことなので
すが、キノピオがカサの下から髪が生えているなど、とても人間らしいです。たいてい、キノピオ
を描く場合は頭でっかちの２等親なのですが。それはそうと、今回はシステムが変わり、金塊を
集めることで、お金のように武器を買うことができるようになりました。

トップへ

戻る