観点別学習状況の評価方法


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次のようなデータを用いて観点別評定を出す方法を示します。1学期のデータを示していますが、これは評定のところで説明しているものです。
観点別評定を決定する下限(到達度)については、あくまでも例です。十分吟味していただきたいと思います。

意欲の「abc」の列は5段階で評価したものです。重みに2を設定してあり(2倍する)、10点満点の得点が「意欲計」の欄に加算されます。
「edg」列は、10段階で評価していますので、そのまま(重みは1)加算します。
「hij」列は、50点満点で評価していますので、重みを0.2として10点満点に換算します。
「意欲計」は、「abc」「edg」「hij」の3つが加算されますので、最大値は30になります。そこで「意欲計」の重みを0.333として、最大値を10にしています。
このようにして残りの観点についても重みを設定します。

次のダイアログボックスは、「評価」メニューの評価を選択し、「観点別評価」タブを選択したものです。この例では「学期ごと個人内評価」が選択されていますので、学年末だけの評価となります。
下限(到達度)は、あくまで例です。

観点別学習状況の評価は、各観点ごとに絶対評価で行います。
操作の手順は次のようです。なお、それぞれの設定値は記憶され、次回の操作時に反映されます。
・ 「学期ごと観点別評価」を選択してある場合には、学期を選択します。
・ 段階数を設定します。
・ 評価方法を選択します。初期設定は絶対評価です。
・ 各段階について評価記号と下限(到達度)を設定します。評価記号はA・B・Cとしています。観点ごとに各段階について下限(到達度)の値を設定します。下限の値は、下の欄ほど小さな値を入力することになります。
・ 実行ボタンを押します。

以上で、評価ダイアログボックスを閉じ、シートの観点別学習状況欄に、観点別合計と評価記号がセットされます。

評定をつけるよりどころとなるものが、観点別学習状況の評価であるともいえます。観点別学習状況の評価を絶対評価で行った場合には、評定と観点別学習状況の評価との間に大きな矛盾が生じていないように、見比べてみることをお勧めします。

下のように「学期ごと観点別評定」を選択してある場合には、各学期ごとに観点別評定を出すことができます。ただし、3学期には指導要録に記載するものを意図しているため、「学年末」つまり1年間を通しての評価となります。


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