わたくし美術館刊行の尾崎正教
尾崎氏のメインの活動は作品を手に持って一人で全国を行脚すること。80才を迎えようとする現在もその活動を続けており、例会当日も背中に荷物の入ったリュックを背負い、片手には資料の袋と重装備。さぞかし大変かと思いきや、ご本人は50年続けてきた事と、ケロッとしている。何とも素晴らしいバイタリテイに今後の更なる活躍を祈るばかりである。
−「美楽舎」−木村悦雄氏の報告より−
行 脚 | 啓 蒙 | 説 得 |
瑛九とオノサト・トシノブのアートの啓蒙に尽力する尾崎氏
尾崎正教は全国に「わたくし美術館」の設立と瑛九とオノサト・トシノブの現代美術に貢献した業績を説き、
小コレクターに呼びかけて個人の小さな美術館を開く運動を説き歩いている。
すでに、全国各地にユニークな美術館をいくつも開設させている。
久保貞次郎 | オノサト・トシノブ | 瑛 九 |
久保貞次郎がパトロンになり押し進めた、版画の普及運動に尾崎正教が積極的に働き、「瑛九とオノサト・トシノブが特に注目される作家だ」と説きながら、全国を行脚して版画の啓蒙と普及に貢献した業績は極めて大きいと感じる。
架空美術館の出現に多くの人を誘って協力を求め活躍した | 書籍 「わたくし美術館 |
残念なことに、2001年10月3日、尾崎正教は旅先の新潟県で急逝された。享年79歳だった。
東京都大田区北嶺町3−14 03−3720−7860
わたくし美術館刊行
尾崎正教
群馬近代美術館 オノサト・トシノブ展会場で |
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