第9号

朝晩の温度が急激に下がってきて秋の気配が漂い始めました。季節の変わり目はケガをしたり体調を崩しやすいので気をつけて下さいね。

・「しょうが」で冷え性解消!

寒い冬や冷房の効きすぎた夏などに、女性に限らず悩む人が多い「冷え性」。
手足が冷えて辛いだけでなく、肩こりや腰痛など様々な体の不調につながります。冷え性の主な原因は「血行の悪さ」。
血行が悪いと心臓から送られる温かい血液が手足などの端末まで行き渡らなくなり、冷えを感じるのです。
血行を良くして冷えを解消するのにおすすめの食べ物が、おなじみの「しょうが」。薬味や風味付けとしてふだん何気なく使っていますが、実は多くの漢方薬にも使われるほど薬効が知られています。

代表的な働きは「体を温めて血行をよくする」こと。さらに利尿作用と発刊作用で体を冷やして冷え性をさらに悪化させる体の中の「余分な水分」の排出を助けます。
しょうがは薄切りやせん切りよりもすりおろしたほうが成分がよく抽出され、ポカポカ効果がアップします。味噌汁や納豆、ドレッシングなどに加えましょう。絞り汁は飲み物に活用しましょう。
特に、紅茶にしょうがの絞り汁とはちみつを加えた「はちみつしょうがティー」は美味しくておすすめです。他に、にんじんジュースや番茶にプラスしても○。

・女性におすすめ「黒い食べ物」

東洋医学で考える「健康」とは、「気(活動エネルギー)」、「血(血液の働き)」、「水(体内の水分)」の3つのバランスがとれている状態です。
なかでも生理や妊娠・出産など、婦人科の健康には「血」が滞りなく十分に働いていることが大切です。
「血」の働きが不十分だと、生理時の疲れがひどくなって貧血やめまいを起こしたり、生理痛がきつくなったり肌トラブルや髪のパサツキなどの原因となります。
東洋医学では婦人科の健康や美容をサポートするためには「血」を補う「黒い食べ物」がいいと考えられています。
「黒い食べ物」とは黒ゴマ、黒豆、黒パン、ひじき、のり、しいたけ、ドライフルーツ(プルーン、なつめ、ブルーベリー、レーズン、いちじくなど)、ナッツ類(くるみ、松の実、ピーナッツ、アーモンドなど)が代表的。

ご飯に黒ゴマをふったり、もどしたひじきをご飯に混ぜたりすると主食と組み合わすことができます。松の実やくるみ、鍋で乾煎りした黒豆などを米に加え、普通に炊飯器で炊くのも美味しくておすすめです。(黒豆の場合は水をやや多めにし好みで塩少々を加える)
もちろん女性に限らず男性の健康にもいいので、家族そろって食べてみてはいかがでしょうか。
また血のめぐりを良くするためには食べ物だけでなく、良い姿勢や適度な運動も必要ですよ。あとは、症状が悪化しないよう早めにえのきど接骨院に通って、継続して血流を改善しましょう。

【お問い合わせ】
えのきど接骨院・鍼灸院
高松市東山崎町206−1 吉洸ビル1F
TEL・FAX 087−847−7966  

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