第8号

 9月4日で開院1周年を無事迎えることができました。
これも日頃より来院して下さっている皆様のお陰と心より感謝致しております。
今後も皆様の健康のために少しでもお役に立てるよう努力していきますので、ご意見やご質問などがありましたら遠慮なく伝えて下さいね。

・ウォーキングで生活習慣病予防!!

 最近話題になっているメタボリック症候群(シンドローム)、内臓に脂肪が貯まって高血圧や高脂血症などと合併することにより様々な病気を引き起こしやすい状態を表す言葉です。
体の脂肪には内臓の周りや腸間膜の表面に貯まる内臓脂肪と、体を外の温度差から守り生命維持に必要なエネルギー源になる皮下脂肪の2つの種類があります。
 実はこれまで肥満が引き金になるといわれてきた糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の多くは、同じ肥満でも内臓脂肪が原因になって起きるケースが多いことが分かってきました。
 では、脂肪を減らすためにはどうしたらよいのでしょうか?皆さんもよくご存知だと思いますがやはり基本は1に運動、2に食事です。今回は最も取り組みやすいウォーキングについて説明していきます。
 ウォーキングは有酸素運動の1つですが、その効果は意外と多い。代表的なのが脂肪燃焼効果。有酸素運動は主に脂肪をエネルギー源として燃焼させる運動。糖を主なエネルギー源とする筋力トレーニングのような無酸素運動と比べ、脂肪が燃焼される割合が高くダイエットに適しています。さらに体や心の様々な不調の改善にも効果があるとのこと。

1.始める前にチェック!

ウォーキングの前後にはウォーミングアップ&クールダウンを行う。特に足全体のストレッチを重点的に行う。

日中に行う場合は帽子などで紫外線対策を忘れずに。

汗をかくことで体の水分が不足するため、水分はこまめに補給する。

2.ウォーキングの方法

1日30分毎日歩くのが理想ですが、無理なら1日15分以上、週3回から始めましょう。ウォーキングなどの運動は長く続けることに意義があります。ポイントは「無理なく」です。

靴は指先に1〜1.5cmの余裕をもたせて、靴底は硬くて厚めのものを選びましょう。

背筋を伸ばし肩の力を抜いて視線は前に。股関節から脚を動かすイメージで脚を前に出し、かかとから着地する。腕は自然に振ればOK。歩幅は少し広めにとりましょう。

3.注意点

歩くことで腰や下肢に痛みやシビレが出る人は行わない。

高血圧や心疾患などの人は掛かりつけのお医者さんと相談をしてから行うこと。

歩行中にしんどい・息苦しい・胸に圧迫感や痛みがある・めまいが出現した時などは速やかに中止しましょう。

 ウォーキングの最大のメリットは誰でも簡単に行えること。強度が低い運動なので運動する習慣がない人でも長時間続けることができ、基礎体力アップに役立ちます。
それ以外でも水分代謝がスムーズになる⇒むくみ解消、血液循環がアップする⇒冷え改善・肩こり解消・美肌効果、自律神経のバランスが整う⇒快眠・頭痛・めまいの改善、体重を支える筋肉(抗重力筋)が鍛えられる⇒腰痛改善・転倒予防などたくさんの効果が期待できます。
 少しづつ涼しくなって運動に最適な秋の季節が近づいてきました。普段運動をしていない人も頑張り過ぎない程度に、まずはウォーキングから始めてみてはどうでしょうか。

【お問い合わせ】
えのきど接骨院・鍼灸院
高松市東山崎町206−1 吉洸ビル1F
TEL・FAX 087−847−7966  

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