第7号

最近急激に暑くなり寝苦しい日々が続いていますが、夏バテにならないように気をつけて下さい。
だからといってクーラーのかけ過ぎは体に悪影響を与えるので注意が必要です。

・クーラーのかけ過ぎは体の熱を閉じ込める?

この時期に無くてはならないのがクーラーです。しかし冷やしすぎると冷房病などに罹ったり、肩こり、腰痛、生理不順、下痢など体に悪いことは皆さんご存知ですよね。できれば外気温との差を5度以内に抑え、後は扇風機や除湿などでしのぐ様にしたいですね。
クーラーのよく効いた部屋から外に出た時に一瞬ムアッとするのが冷房病の始まりです。
自然界ではそれほどの温度差を感じることがないため、体のあらゆる機能を調整する自律神経に負担がかかり体調を崩してしまうのです。

 特に就寝時、クーラーをかけ続けていると体の表面だけが冷え切ってしまい、体の熱を外に逃すための汗をかくことがないので体内の芯に熱がこもってしまいます。
クーラーをかけ続けグッスリ眠れているはずなのに起きてみると体がだるいのはそのせいです。
タイマーなどを活用してしっかりと汗をかくことも健康に夏を乗り切る秘訣の一つですね。
また就寝中は水分補給ができず、ドロドロ血液になりやすいので寝る前にコップ一杯の水を飲みましょう。昔から宝水とよばれているそうですよ。

・足は第2の心臓です!

 血液を体内に送り出すポンプが心臓です。足の血液は重力によって上に戻りにくくなりますが、ポンプの様にふくらはぎの筋肉が伸び縮みすることにより静脈血を押し上げるので第2の心臓と呼ばれ重要視されています。
実は足にはそれ以外にも大切な役割があることはご存じですか?
足の裏には3つのアーチが存在します。内側・外側縦アーチと横アーチと言われているものです。
特に内側縦アーチは土踏まずとして有名なところです。この3つのアーチが歩くたびに体重を支えてくれるクッションの役割をしてくれています。しかし小さい頃から靴を履くようになり足趾をあまり使わなくなったためにアーチが低下している人が増えてきています。
特に最近は足趾の付け根の横アーチが低下している人をよく見かけます。本来足の裏のタコや角質化は親指や小指の付け根にできることが多いのですが、横アーチが低下している人は第2・3趾の付け根にタコができています。
横アーチが低下すると足の横幅が広くなり靴で圧迫されるため外反母趾や内反小趾になりやすくなります。また縦・横アーチのクッション機能が低下することにより、ふくらはぎや膝の痛み・腰痛・肩こりにまで影響を及ぼしてしまうのです。最近は年配の方だけでなく学生でも非常に多くなっているように感じます。
ではどのようにして気をつければよいのでしょうか?すでに変形してしまっている人は元に戻すことはできませんが、悪化しないように、また少しでも症状が改善するように予防することは可能です。

一番簡単なのは足の趾でのじゃんけんです。意外とパーができない人が多いんですよ。
後はタオルを床の上に広げて足の趾で掴み寄せるタオルギャザー運動です。足趾をよく使うことで筋肉のバランスを整えるのに良いそうです。これ以外でも足底板やテーピング、専用のサポーターでの対応が可能ですので遠慮せずまずは院長にご相談下さい。

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えのきど接骨院・鍼灸院
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