第6号

梅雨のシーズンとなり暑かったり、寒かったりと体調を崩しやすい季節となりました。
体調を整えるためにも普段からの食生活には気をつけましょうね。

・「オカーサンハヤスメ」から「まごはやさしい」へ

「オカーサンハヤスメ」これは子どもの好物の頭文字を並べたものです。
オムレツ、カレー、サンドウィッチ、ハンバーグ、焼きそば、スパゲッティ、目玉焼きなどひと手間で作れ、しかもあまり噛まずに食べれる物ばかりです。
しかしこうした食事にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが欠けています。
ハンバーグや焼き肉などの動物性脂肪やたんぱく質などばかりを食べていると栄養のバランスが崩れ、イライラする、だるい、便秘など体に何らかの不調が現れてきます。

さらに、自律神経のバランスも乱れ血液循環も悪くなり体内に冷えが生じたり、自然治癒力の低下により病気から身を守る免疫機能などが低下します。
アトピー性皮膚炎やぜん息はもとより、子どもでさえも生活習慣病を引き起こしてしまいます。
そうならないためにもバランスの良い日本の伝統食を取り戻しましょう。旬のもの、地場のものを取り、:豆類、:ゴマ、は(わ):ワカメなどの海藻類、:新鮮な旬の野菜、:小魚を中心とした魚、:シイタケなどのキノコ類、:イモ類を中心とした食事を目指しましょう。
「まごはやさしい」はビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、さらに噛む必要のあるものばかりなので、発ガンを抑える唾液の分泌も盛んになります。
三度の食事をきちんと食べれば間食が減り、肥満予防にもなり免疫機能も向上しますよ。


・冷飲食による内臓の冷えは病気への第一歩

冷蔵庫などで冷やした飲食物を口にすると、胃が冷やされ胃の働きが低下します。腸にも負担がかかり冷えてしまいます。
また、ジュースやアイスなど冷たいものは味を感じにくいため、砂糖を大量に使用しています。
砂糖の取り過ぎも体を冷やす原因となります。体が冷えると新陳代謝が低下し免疫力も低下します。また水分を排出する力が弱まり、体内に余分な水分がたまって更に体を冷やすという悪循環に陥ります。
東洋医学では冷えによる気・血・水の滞りが病気を引き起こす大きな原因の一つとされています。
また食物には体を温める陽性食物と体を冷やす陰性食物があります。陰性の食物を冷やして飲食したら冷えを助長するばかりです。ただし陽性のものばかり食べたらいいわけでもありません。
食物の性質を知った上で旬で地場のものを陰陽のバランスを考えて摂ることが必要です。

 

野菜・果物

肉 ・ 魚

そ の 他

体を温める
食物

カボチャ    玉ねぎ
小松菜    ネギ
みかん    桃

牛肉 鶏肉 羊肉
牛・豚・鶏のレバー


梅干し
紅茶

体を冷やす
食物

ほうれん草 ナス
きゅうり    トマト
バナナ     スイカ

シジミ  タコ
カニ   アサリ
羊のレバー

塩      しょう油
珈琲     緑茶
ウーロン茶


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えのきど接骨院・鍼灸院
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