第5号

4月26日(日)サーパス球場にて行われた四国アイランドリーグの試合に救護班としてボランティアに行ってきました。当日はケガ人もなく無事終了しましたが、季節の変わり目は体調不良になりやすいだけでなく、ケガもしやすくなります。
今回は、ケガをした際の応急処置と転倒予防について説明していこうと思います。

ケガの応急処置

 打撲や捻挫、肉離れなどを起こすと「痛み」「腫れ」「炎症」などが発生し不快を生じます。
このような不快や悪化を防ぐことが「応急処置」です。その基本的処置は、処置の頭文字を並べてRICE(ライス)の原則と呼ばれています。

・Rest(安静):

外傷後、患部を動かさないようにしテーピングや包帯などで固定します。

・Ice(冷却):

最良の冷却方法は氷水を袋に入れて皮膚に直接当てることです。
ただ凍傷の可能性もあるので長くても20分間にとどめ、感覚が無くなればその時に取り除きます。
そして一時間前後毎に冷却を繰り返します。ケガの程度や範囲によって24〜72時間これを続けます。

・Compression(圧迫):

包帯やパッドなどで適度に圧迫し内出血と血腫、浮腫の形成を軽減します。

・Elevation(高挙):

患部を心臓より高い位置に持ち上げます。冷却、圧迫とともに内出血を軽減します。

 応急処置の仕方でそのケガの予後が決まると言われています。軽いケガだからと油断せずしっかりと処置をして何かあったら早めに相談して下さいね。


・大腰筋を鍛えて転倒予防!!ぽっこり下腹&垂れ尻にもさようなら

 大腰筋は体の表面ではなく、おへその奥の両脇にある筋肉で、背骨(腰椎)と太ももの骨を繋いでいます。
上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉で、背筋をピンとした姿勢を保てるのも、段差などでスッと足が上がるのも大腰筋のお陰なのです。「平らな所でもつまずき易い」「すり足で歩く」「猫背になっている」どれか一つでも当てはまっていたら大腰筋が弱っている可能性があります。
一般的に年齢に伴って全身の筋肉が衰えますが、大腰筋は特に衰えやすい筋肉です。若い人でも運動不足や悪い姿勢により大腰筋が衰えてしまうと背骨や骨盤がゆがんでしまい肩こり、腰痛、便秘、生理痛、太りやすくなるなど様々な症状に影響します。
また@猫背だけでなく、Aウエストにくびれがなく下腹がぽこっと出たり、Bお尻が垂れてしまうなどの体形の3大トラブルとも密接な関係にあります。

★1日3分でOK!大腰筋を鍛えよう

≪その場足踏み≫

1.

背筋を伸ばしてまっすぐと立ち、腰に手を当てます。
(ふらつく人は椅子や机につかまって行う)

2.

ゆっくりと大きな動作で足踏みを繰り返します。太ももを水平になるまで上げそのまま1秒以上止め、ゆっくりと下ろします。息は止めないようにゆったりと呼吸し、お腹に意識しながら行います。

3.

続いて反対の脚も同様に太ももが水平になるまで引き上げゆっくりと下ろします。
これを30〜50回繰り返します。おなかの奥にズーンと重い痛みがあれば効いているサインです。

 これ以外にも年齢や症状によっていろいろな体操があります。運動指導もしますので院長に遠慮なくお申し出ください。最後に、体操は継続が大切です。一度にたくさんすると逆効果になります。
痛みを感じることがあれば中止し無理をしないようにしましょう。

【お問い合わせ】
えのきど接骨院・鍼灸院
高松市東山崎町206−1 吉洸ビル1F
TEL・FAX 087−847−7966  

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