第3号

寒さもピークを過ぎつつあるのか、比較的暖かな日も増えてまいりました。
しかし季節の変わり目は体の不調が出やすくなりますのでくれぐれもご注意ください。

Q 冷えを取る入浴の仕方とは?

創刊号でも書きましたが、冷えは万病のもとと言われています。
冷えを取るのに一番簡単なのがお風呂です。
しかし意外と間違ったお風呂の入り方をしている人が多いのが現状のようです。

1.

浴室内、脱衣所の温度を上げておく。

冬季、特に寒冷地では要注意です。
急に寒い場所に入ると血圧が上昇し、熱いお湯に入ると更に急上昇します。
お湯から出た時は血圧が低下し、寒い脱衣所に出ると再び上昇するといった血圧の急激な上下変化によって、脳血管障害や心臓病が発生しやすくなります。

2.

湯船に入る前にかけ湯をする。

手足、腹部、頭部、胸部の順番でお湯をかけて皮膚の血管を拡張させておけば、浴槽に入った時の血圧の急上昇を防げます。
また頭部のかけ湯を十分にすることで、浴槽から出る際の立ちくらみを予防することができます。

3.

37〜39度程度(体温+4度の説もあり)の微温浴でみぞおちから下の半身浴をする。

10分出来れば20分以上ゆったりと入浴することで高いリラックス効果と冷えを取ることができます。42度以上の高温浴は交感神経を緊張させ血圧を上昇するだけでなく、血液粘度を上昇つまりドロドロ血液になり脳梗塞を起こしやすくなります。
特に肩までつかる全身浴は著明に血液粘度を上げ、水圧により心臓が圧迫され更に血圧を上げることとなります。
また高温浴は温まった気がしますが毛細血管が収縮してしますので表面しか温まりませんし、就寝前は興奮してしまうので寝つきが悪くなりがちです。
体の芯から温め、ストレスを解消できる微温浴の半身浴を継続して健康になりましょう。
半身浴の際はタオルをかけるなど工夫をして肩を冷やさないように注意しましょうね。


Q 腕組みや指組みの上下が人によって違うのはなぜ?

A.腕組みや指組みは大脳の働きと連動していて、右脳の働きが強いと左側が上に、左脳が強いと右側が上になります。

「腕を組んで」と言われた時、左右どちらが上になりますか?
ふだん何気なくしているのに、組み方を変えると落ち着きませんよね。指組みも同様です。
実は脳の働きと深く関係していて、組み方でその人のきき脳がわかるのです。
まず「きき脳」について説明しましょう。大脳は右脳と左脳に分かれ、人は常に同時に使っています。しかし使い方は均等でなく、どちから一方に多少重点が傾いているとか。右脳は空間を立体的にとらえ、図形を把握する能力、左脳は言葉や文章を理解するための能力と関係が深いといわれます。
一般的に、左脳型は理論家タイプ、右脳は芸術家タイプといわれますが、腕組みと指組みで上になる側が違う人もいますよね。では各タイプについて説明してみましょう。

右指上、右腕上の人(強い左脳型):論理的に理解し、文章や言葉で表現するのが得意。

右指上、左腕上の人:論理的に理解し、映像や音楽などで表現するのが得意。

左指上、左腕上の人(強い右脳型):直感的に理解し、絵画や音楽などで表現するのが得意。

左指上、右腕上の人:直感的に理解し、言葉や文章などで表現するのが得意。

統計上の結果なので当然個人差がありますが、なんとなく思いあたりませんか?


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