第10号

最近風邪をひいている方を非常に多く見かけます。予防のうがい、手洗いをまめにして、もしひいてしまったら温かくして、水分補給あとは休養をしっかりとって早めに治せるように気をつけましょうね。

・当院の治療機器紹介 その1

 待合室から治療室に入ってすぐ左に設置しているのがオンパーです。すでに使用されている患者さんも多いですが、今回はオンパーの効能について簡単に説明してみますね。まず、一般的なジェットバスと決定的に違うのは超音波を発生させることです。その超音波の細やかな振動が細胞・毛細血管・筋線維をほぐし体の奥から温めてくれます。手や足を暖め末梢の循環を良くすると、温まった血液が全身を巡るので心臓や肺に負担をかけずに温まることができ、全身の血流バランスや自律神経のバランスを整えることができるんですよ。

つまり手足に症状がある人以外にも効果があるといえますね。
・骨折、捻挫のリハビリ ・手指の変形 ・手足のしびれ ・使い痛み ・冷え性 ・しもやけ ・肩こり ・腰痛等々、書き切れないほどの効能が期待できますが、昔から「頭寒足熱」は健康を促進すると言われています。短時間で気軽にできますので、希望される方は遠慮なく言って下さいね。

・自律神経って何なの!?

 私たちの体にある神経は、大きく分けて「中枢神経」「末梢神経」があります。脳と背骨の中を通る脊髄が中枢神経と呼ばれ、ここから枝分かれして各器官に情報を伝えるのが末梢神経です。末梢神経はさらに、刺激を伝える「感覚神経」、体を動かす「運動神経」、内臓の働きをつかさどる「自律神経」に分かれます。感覚神経と運動神経は自分の意思でコントロールできますが、自律神経の働きは意志とは無関係。自分の好きな時に休ませたり、働かせたりすることはできません。
これは自律神経が環境や状況に順応して心臓や内臓を動かしたり、体温を調節したりと、生命維持に欠かせない機能と深く関わっているからです。
 自律神経はさらに「交感神経」と「副交感神経」に分かれます。交感神経は別名「昼の神経」と呼ばれ主に日中、活発に生活する時に活躍する神経。一方「夜の神経」の副交感神経は主に夜に心と体をリラックスさせる時に活発になります。
この2つの神経が必要に応じてどちらかが優位になるように入れ替わったり、片方が活発になり過ぎた時にブレーキをかけたりと、適度なバランスをキープしています。
しかし精神的ストレスで交感神経が過剰に興奮した状態が続いた過緊張タイプでは、心身を休めることができなくなったり、または肉体的疲労が重なって副交感神経が過剰に興奮する過リラックスタイプでは、昼間も眠くなるなどやる気が起こらなくなったりします。

どちらのタイプもその状態が続くと両方の自律神経が過剰に興奮し、「自律神経失調期」に移行してしまい、顔はほてるのに手足は冷たかったり、だるくて疲れているのに突然動悸が激しくなったりと体のあちこちで、ちぐはぐな働きをするようになるのです。
自律神経は背骨の際にあり、また筋肉と密接な関係があります。ですから当院の治療で特に首肩や腰の筋肉の緊張を改善するのは自律神経に対しても効果が期待できるんですよ。特に針治療はおすすめです。

次回は、自律神経を整えるセルフケア法などの掲載を予定しています。

【お問い合わせ】
えのきど接骨院・鍼灸院
高松市東山崎町206−1 吉洸ビル1F
TEL・FAX 087−847−7966  

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