2015年4月10日 |
春季開拓‘15 |
(俺) |
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この週末も海の環境が芳しくないようなので、山へ行ってみる。
とはいうものの、昼頃からまた雨の予報なので今回も日帰りコースの軽い開拓というプランにしておこう。
仕事帰りのまま目的のエリアに到達したのはAM8:30頃だった。
林道沿いの退避スペースなどに小まめに停車しては川の様子を窺っていく。木々の葉が殆ど落ちて視界の効きやすい今こそが開拓のチャンスなのだ。
そして幾つかの支流の様子を見てから訪れたのは、以前入渓したものの魚影を確認出来なかった小渓のT沢だ。
やはり川の規模からして魚影の有無が非常に気になるが、以前見た上流部はともかく、今回は下流部に注目したい。
本流からの遡上が可能な渓相なのか、そもそも安全なルートはあるのか・・。
暫し目を凝らした結果、なんと本流出合へ下降出来るルートを発見。これはもしかするとお宝情報になるかもしれない。
車を移動して現場に行き、支度を整えて早速行ってみる。
急角度の山肌を暫し歩いて降り立ったのは伏流したT沢の最下流部だった。
初めて来たが、土砂の吐き出し方がだいぶ激しい。
少し遡行するとT沢の流れが現れてきたが、水量の多いこの時期でもポイントが少ない渓相だ。生命反応も薄そうな雰囲気・・。
そして現れた堰堤も高さ3m程で一瞬期待したものの、滝壺は狭くて浅い。
竿を出してはみたものの、結局ボウズをかましてしまった。ここは増水と遡上期が重なった時に使えるかどうか・・って感じかな。
その後、更に本流の遡上止めを確認してから車を帰還する方向に向ける。
開拓としては既に充分な収穫を収めたが、このまま渓流魚の顔を見ないままボウズで退却するのも癪だ。
そんな訳で、今にも降り始めそうな暗い空の下で、懐かしい土産沢の現在の様子を見ていこう。
暫し移動し、昼過ぎになって久々のN沢の車止めに到着。何年ぶりだろう。
遂にパラパラと降り始める中、急いで支度をして流れに向かうと、以前と殆ど変らない渓相が迎えてくれた。
相変わらずブッシュがウザいので竿を振り難く、生命反応も無いまま遡上止めに到達。
一番の大場所なのでじっくり慎重に探っていくと、ようやく本日初HIT。
しかし頭上や脇の木々で満足に竿を立てられず、取り込みに苦労した末にどうにか6寸程の小さなアマゴを回収した。
いかにも小渓の魚といった雰囲気だが、今日も会えて良かった。
取り込みに苦労したせいで流血してしまっているが、撮影の後で速やかにリリースして次を狙う。
・・が、巻き上がる飛沫と風で仕掛けを引っ掛けまくり、仕掛けのリカバリーも億劫になったところで撤収とした。
かつてはボウズ逃れの寄り道として重宝した支流だが、今回も渓流魚に会う事は出来たな。
次の機会こそ釣り応えのある獲物をガッツリ楽めるプランで来たいと思う。